榎商店のプライベートボトル第二弾もキルホーマンからで「キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュ」を入手しましたので飲んでいきます。
それでは今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。
キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュの感想
キルホーマンのプライベートボトルと言うことで、第二弾はマルサラといってイタリアのシチリア島の酒精強化ワインですね。
マルサラワイン特徴としてはオーク樽で熟成させて造られるのでオークの香りにカラメルといった豊かなアロマが感じるワインで、トーストしたアーモンド、ドライフルーツ、柑橘類、バニラ、蜂蜜、スパイスなどの香りが特徴です。
では公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。
公式テイスティングノート
8年以上バーボンバレルで熟成後、1年以上マルサラホグスヘッドで追加熟成されているそうです。ではキルホーマンの実際のテイスティングノートを引用します。
香り:オレンジピール、木製テーブル、歴史のある居酒屋の木のカウンター。
味わい:シナモン、ゆでかぼちゃ(パンプキンパイ)、レザー、ウッディ、リコリス、山小屋の脇の燻製小屋。
フィニッシュ:爽やかなビター、甘草、鮭とばスモーク、最後には焚火で温まっているような温もりを感じます。
では実際に飲んだ感想を書いていきます。
キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュ ストレート
香りはオークの香りと少し酸味のあるフルーティな香り、剛ぎないピートスモークがそれらを包み込んでいるかのような香りです。少しワクシーさもあるかな。レーズンとまではいかないぶどうのような甘酸っぱさも感じます。
飲んでみると、まずはフルーティな甘味が来ますね。甘ったるくはなく酸味のあるフルーティな甘さです。そして追いかけるようにしっかりとピートスモークが現れますね。
フィニッシュはピートスモークが強くビターでスパイシーなキレのある味わいながらもふわっと感じる甘さがいいですね。
凄く美味しいですね。アルコール度数は53.1%ながらもアルコール刺激は少なく、甘味としっかりとしたピートスモーク、フルーティさにスパイスと苦味のバランスがとても良いと思います。
キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュ ロック
ロックにすると香りは結構落ち着きますね。ピートスモークはストレートに比べ随分と穏やかになったように思います。
口に含むとファーストアタックの甘味が強くそこからビターさとスパイスが結構強いですね。ただそれが嫌な感じではなく甘味からの辛口な味わいがとても美味しいんです。
開栓後直ぐなので、落ち着いてくるとまた味わいも変わっては来るかと思いますが、ちょっと大人な味わいのコクのあるビターな味わいが堪りませんね。
氷が溶けてくるとビターチョコとレーズンのような甘味とコクがより感じられますね。
キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュ ハイボール
ハイボールはピートスモークをしっかりと感じられる飲み方ですね。フルーティさも感じられ余韻はキレの良いビターさとスモーキーさが伸びていきます。
食中酒としてもアイラ好きのスモーキーなハイボールが好きな方なら納得の味わいかと思います。時折感じるぶどう・レーズンの甘味がいいですね。
キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュの個人評価
今回の榎商店PBキルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュもかなり美味しいですね。前回のアルマニャックはもっとサッパリとしたぶどう感で、今回のマルサラはより濃厚にマルサラワインの特徴が感じられると思います。
そもそもキルホーマンはバーボン樽熟成のマキヤーベイのようなサッパリとした味わいも美味しいですが、サナイグやロッホゴルム、そして数々のシェリーや酒精強化ワインでのカスクフィニッシュは評価が高い事をからもわかるように、合うんですよね。
おすすめの飲み方はストレートやロックがおすすめ。濃厚な甘さとスパイスそしてバランスの取れたビターさにキルホーマンの特徴でもある柑橘類のフルーティさ、強いピートスモークは「キルホーマン マルサラ シングルカスクフィニッシュ」でもしっかりと楽しむことが出来ました。