ディアジオ社所有の数多くある蒸溜所の中からボトリング前の3か月から半年ほど、元の樽とは異なるシェリーやワインの熟成などに使用された樽でカスクフィニッシュしたボトルが「ディスティラーズ エディション」シリーズです。
今回はラガヴーリン ディスティラーズ エディションについてご紹介したいと思います。
ディスティラーズ エディションとは
スコッチの熟成樽で代表的なものは「アメリカンオーク樽」「ヨーロピアンオーク樽」が主流となっています。アメリカンオーク樽と言えばバーボンに使われる樽で、バニラやココナッツ、マンゴーなどのトロピカルフルーツやフローラルな風味が感じられます。
一方のヨーロピアンオーク樽はシェリー酒などの熟成に使われドライフルーツやシナモン等の風味が感じられます。
ディアジオ社のディスティラーズエディションはボトリング前の3か月から半年ほど、元の樽とは異なるシェリーやワインの熟成に使用された樽で後熟させ、新たな風味をウイスキーに加えています。
ラガヴーリン ディスティラーズ エディションの味の特徴
ラガヴーリンディスティラーズ エディションは、ペドロヒメネスシェリーを貯蔵した樽でカスクフィニッシュ。
テイスティングノート：香りは鮮烈なピートとバニラ。レーズンの甘みがスモーキーさを和らげる。ヨードのエッジの立ったピーティさとしゃきっとした焙煎香。心ゆくまでに誘惑的。味わいは甘美な味わい。クリアな草のような大麦麦芽の味わいに続き、ピートの香りが押し寄せ、口の中一杯にスモーキーさが広がる。潮っぽさを一瞬だけ感じることができるが、しばらくすると微かなフルーティさを伴うコーヒー、バニラが広がる。余韻はアイラモルトであることを差し引いて考えても、信じられないくらい長い後味。フルーツ、ピート、そしてオークの香りが長く尾を引く。やみつきになるような後味。
引用元：ウイスキーの樽熟成とは | CLASSIC MALTS SELECTION
容量700ml・アルコール度数43度
ラガヴーリン ディスティラーズ エディションのおすすめの飲み方
ラガヴーリン ディスティラーズ エディションはストレートで飲むのがおすすめです。
私の中ではラガヴーリン8年や10年であればハイボールでとても美味しいんですが、ラガヴーリン16年はストレートやロックで飲みます。まぁラガヴーリン16年のハイボールはとても美味しいんですけどね。
今回ご紹介している「ラガヴーリン ディスティラーズ エディション」は甘口シェリーのペドロヒメネス樽でのフィニッシュということで、冷やすと渋みが前に出るように思います。それはそれでサッパリと美味しいのですが、本来のペドロヒメネスの特徴を味わいのにはストレートや常温の水で少し加水して飲むのがいいでしょう。
えのき商店STAFFより
ラガヴーリン ディスティラーズ エディションはラガヴーリン好きの方は勿論ですが、甘臭いウイスキーを飲みたいという方に凄くおすすめですね。甘味が強く、ヨード感・ピートもしっかりと感じつつ、磯っぽさが甘味と合わさり旨味となって味わえます。
ラガヴーリン8年、ラガヴーリン16年等を飲んだ方で、また違ったラガヴーリンを飲んでみたいという方に「ラガヴーリン ディスティラーズ エディション」は非常におすすめの1本です。
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