ラグ キルモリーエディション レビュー

アランをリリースしているロックランザ蒸留所がピーテッドシングルモルトの為に新たに建設したラグ蒸留所のフラッグシップボトル「ラグ キルモリーエディション」。

今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。

ラグ キルモリーエディションの感想

アランは日本ではすごく人気のシングルモルトでこれまではロックランザ蒸留所でピーテッドも蒸留されマクリムーアというブランドでリリースされていました。

そして現在は同島に建設されたラグ蒸留所でピーテッドシングルモルトは造られるようになり、マクリムーアは終売と言われています。

では早速ですがと飲む前に公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。

公式テイスティングノート

オフィシャルを見てもテイスティングノートの掲載は見当たらないですね。ファーストフィルバーボン樽で熟成された原酒をボトリングしているようです。

では実際に飲んでみた感想を書いてみます。

ラグ キルモリーエディション ストレート

ラグ キルモリーエディション ストレート

香りは甘さをすごく感じます。少しヘザーを感じる蜂蜜、それほど香りからはスモークは強く感じません。ピート香はハイランド産のピートと言うことで、アイラのような海藻っぽさはないですね。少しニューポットを思わせるような香りかな。

口に含むとヘザーハニーの甘さとモルティさが感じられます。あとから柔らかいピートスモークが感じられ、はちみつの甘さと少しほろ苦さが余韻として長く続きます。

ヘザーハニーのような甘さとモルトの甘味で結構な甘さですね。ほんのりと感じるPとスモークは強すぎずピート初心者でも飲みやすいと思います。

追記:数日経って飲んでみるとしっかりとピートを感じました。これなら50ppmも納得の味わい。ヨード感も出てきて美味しいですね。やはり開栓直後では感じられない香りや味わいも多いですね。

ラグ キルモリーエディション ロック

ラグ キルモリーエディション ロック

ロックにすると甘味が強まりますね。蜂蜜やシロップのような甘味が広がり、ほんの少しのピートスモークが香るかな。

フィニッシュになってようやくほろ苦さと微かなスパイス。

飲みやすさは抜群に飲みやすいですね。ただ熟成された樽由来の複雑味はなく、甘くて飲みやすいウイスキーという感じ。若い原酒からかやはりニューポットを感じさせます。

ラグ キルモリーエディション ハイボール

ラグ キルモリーエディション ハイボール

ハイボールでは柑橘感とほんのりとした甘味で少しビターな印象で抜けていく感じですね。

全体的に甘く青りんごのようなフルーティさも感じます。ピートスモークはハイボールでもほんのりと感じる程度、潮っ気も若干ありますね。

凄く飲みやすいです。強烈な個性はないですが、逆に言えば食中酒で合わせやすいというのもありますね。

ラグ キルモリーエディション 個人的評価

ラグ キルモリーエディションを初めて飲んでみたのですが、50ppmというフェノール値を最初に聞いて、それで買うと少し拍子抜けするかもしれません。

私のようにピートバカ(訂正:アイラモルト好き)には若干物足りなさを感じるかもしれませんね。

ただハイランド産のピートと言うことで、ピート自体に海藻のようなクセはなく、ほのかに感じるピートとスモークは、ピーティなシングルモルトをこれから挑戦すると言う方には丁度良いかもしれません。

しかし数日後に飲み直してみるとしっかりとピーティでスモーキーな味わいに。湯割りで飲んでみると香りはしっかりと昔の内科を思わせるような香りでテンションが上りました。

蜂蜜やシロップのような甘味が、どんな飲み方でもしっかりとあるので、アラン同様に凄く飲みやすいですね。

普段キルホーマンなんかをバリバリ飲んでいる方にはおすすめしませんが、アイランズの良さにピートスモークを加えたようなシングルモルトに興味がある方は一度飲んでみて欲しいボトルであると共に、今後熟成期間が増したボトルには凄く期待してしまいます。

案外シェリー樽熟成で化けそうな気もしますが。

 

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