ウイスキーを飲み始めたばかりの方向けに、スコットランドのローランド地方にある蒸留所のまず飲んでみて欲しいボトルをまとめてみます。
地域別の蒸留所でオフィシャルリリースされているのボトルの中からフラッグシップボトルを紹介していく企画です。
フラッグシップボトルとは
フラッグシップの意味を調べてみると、「そのグループの中で、最も重要なものや優秀なもの。主力商品など」という事で、ここではオフィシャルリリースの中で（もちろん通年販売）、最も購入されているであろう主力商品という形で紹介します。
ローランドの銘柄の特徴
ローランド銘柄の特徴は、穏やかな気候で飲みやすく繊細なライトなウイスキー。クセがなく非常に飲みやすいので、ウイスキー初心者の方にもおすすめ出来ます。
ローランド地方で蒸留の伝統といえば3回蒸留されている事でも知られていて、これによって穏やかで飲みやすいシングルモルトに仕上がっているんですね。
ローランド フラッグシップボトル
では早速ローランドの蒸留所で造られるオフィシャルボトルの中で、通年で購入できて、初めての方がまず購入すべきボトルを紹介していきます。(蒸留所名で50音順)
アーストン 10年 シーカスク（アイルサベイ蒸留所）
海岸近くの貯蔵庫で熟成されているから「シーカスク」と名付けられています。ノンピートで滑らか且つ穏やかな香味に、熟成時の潮感が特徴です。
オーヘントッシャン12年（オーヘントッシャン蒸留所）
香りはクリームブリュレ、シトラス、ナッツ、若葉。味わいはアーモンドやキャラメルのような甘さ、ジンジャーやナッツのような余韻。
キングスバーンズ ドリーム トゥ ドラム（キングスバーンズ蒸留所）
熟したバナナの甘さ、パイナップルの風味、柔らかなトフィーとカスタード、レッドカラント。爽やかなジンジャーシロップのようなフィニッシュ。ライトボディでローランドらしさに溢れる。
グレンキンチー12年（グレンキンチー蒸留所）
香りは花、芝草、青りんご、若干の薬香。味わいはバニラ、ジンジャークッキー、麦芽の甘み、喉越しはクリーミーでまろやか。
ダフトミル（ダフトミル蒸留所）
香りは焼きたてのスポンジ、カルダモン、ピーチスキン、ココナッツ。味わいはバニラ、フルーツ、トーストしたアーモンド、バナナ、徐々にスパイシーな味わい。
ブラッドノック10年（ブラッドノック蒸留所）
甘草、繊細な花のアロマ。 シトラスやオレンジのスパイシーさとバニラの甘い香り。スパイシーで甘いオーク、麦芽、ココナッツ、ジンジャー、バニラ。非常に滑らかで柑橘系のシルキーな味わい。クリーンな甘味とスパイシーさを感じるシトラスの後味が特徴。
榎商店STAFFから一言
ローランド地方の銘柄はいずれも穏やかで非常に飲みやすさがウリとなっています。グレンキンチーはTwitterでも最近良く見かけるなぁと思います。
いずれもやさしい甘さが広がる味わいで、強烈な個性が無い代わりに、どんな飲み方をしても美味しく楽しめるのはいいですね。食中酒としてハイボールや水割りも凄く美味しいですね。
おすすめは入手のしやすさでグレンキンチーやオーヘントッシャンが購入しやすく、これらを飲んで好みだった方はブラッドノック等の他の蒸留所の銘柄を飲んでみましょう。
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