ウイスキーをこれから飲むぞという方に「初めてボトル買うならどれがいい?」と聞かれた場合に好みもわからないのに答えようがないですよね。
そこで榎商店が選ぶ初心者が好みを知るための5本のウイスキーを選んでみます。当然異論は認めます。
好みを知るための5種類とは
ウイスキーは様々な風味があるので、本当は5種類でなんか決まるはずもないんですが、ある程度どのような風味かが解ってしまえば、あとは好みの味わいのものを極めていけばいいのです。
そこで5種類をあげると
- 青りんごのようなフルーティ系シングルモルト
- シェリー樽で熟成されたシングルモルト
- スモーキーなクセが強いシングルモルト
- バーボン
- 軽く飲めるハイボール向けブレンデッド
大まかに考えてですが、バーボン以外の5大ウイスキーの4つは熟成樽での違いなどで好みを探します。バーボンは大麦麦芽ではなくトウモロコシ他主原料の違いもありますし、実際スコッチが好きでもバーボンは苦手という方も以外に多いのです。(その逆もしかり)
そして同蒸留所のモルト原酒のみで造られたシングルモルト、様々な蒸留所のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドして造られるブレンデッドウイスキーからも1本飲んでみましょう。
青りんごのようなフルーティ系シングルモルト
最初は青りんごのような爽やかなフルーティさを特徴としたシングルモルトから1つ選んでみましょう。蜂蜜やバニラのような甘味であったり、青りんごや柑橘系のフルーティさであったりと飲み方を選ばず飲みやすさで人気です。
この特徴からグレンフィディック12年やグレンリベット12年、クラガンモア12年、グレンモーレンジィ10年等が挙げられますが、ド定番のグレンフィディック12年が甘みが強く一番飲みやすいと思います。
シェリー樽で熟成されたシングルモルト
2つ目はシェリー樽で熟成されたシングルモルトで、ドライフルーツやレーズンの香り・味わい。そして余韻にビターチョコやスパイシーさも感じられる奥深い風味が特徴です。
シェリー樽熟成スコッチといえばマッカランが有名ではありますが、まぁ初心者の方におすすめするような価格でもないので、グレンファークラス12年、グレンドロナック12年、エドラダワー12年、アベラワー10年フォレストリザーブ、グレンアラヒー12年などが代表的ですね。
この中ではグレンファークラス12年を選びました。一番の理由はコスパの良さですね。人気銘柄で流通量も多く入手しやすい。そしてシェリー感もしっかりと感じられます。
スモーキーなクセが強いシングルモルト
3つ目はスモーキー系と言われるアイラ島の蒸留所を代表するスコッチです。燻製のようなスモーク香を感じるウイスキーで苦手な方も多い一方、ハマると他では物足りなくなるので熱狂的なファンが多いです。
この銘柄の代表格といえばラフロイグ、アードベッグ、ラガヴーリンが大人気ですが、磯っぽさ、ヨードの香りが苦手という方も多い。そこで今回考えたのがポートシャロット10年、カリラ12年、アードモアレガシー等ですが、やはりアイラ島のモルトから選びたいのでカリラ12年を紹介します。
スモーキーさが強すぎる事もなく甘くフルーティな特徴なので、アイラの最初に飲むシングルモルトとして良くおすすめしています。
バーボン
4つ目はバーボンですが、スコッチ他4つの5大ウイスキーとは味わいが大きく異なります。バーボンも様々なボトルがあり種類がありますが、今回はテネシーもライも含めてバーボンとしてご紹介します。
代表的なものではよく見かけるジャックダニエル、メーカーズマーク、ワイルドターキー、フォアローゼス。それに高級バーボンのブッカーズ等あります。
今回は価格面やコスパの良さから考えてワイルドターキー8年を選びました。
蜂蜜・バニラ・焦がした樽感・ナッツのようなバーボンの特徴とも言える味わいがしっかりと感じられ、また評価も凄く高いボトルです。
軽く飲めるハイボール向けブレンデッド
そして最後の5つ目はブレンデッドウイスキーですね。ハイボール向けにとても良いので、ブレンデッドウイスキーから飲み始める方が多いのではないでしょうか。
ブレンデッドウイスキーにも様々な銘柄があり、また熟成年数も長期熟成のものもあります。ただ今回はハイボールようなので比較的リーズナブルなものから考えてみます。
代表的な銘柄としてはサントリー角瓶やブラックニッカ、ジョニーウォーカー、デュワーズ、バランタイン他多くの銘柄がありますが、私が今回選んだのはアイリッシュのバスカーです。
2000円代のボトルということで、例えば1000円前後の格安ブレンデッドウイスキーより若干お高めですが、それだけの価値はある美味しいウイスキーです。
飲んでみて好みがわかったら
例えば上記の5本を飲んでみて、ある程度好みがわかってきたら同じ傾向の銘柄を縦飲み横飲みしていきます。
例えばシェリー樽熟成シングルモルトが好みだった場合は、グレンファークラスの15年や17年といった更に熟成年数を上げたものや、グレンドロナックやグレンアラヒーといったシェリー樽熟成の他の蒸留所のシングルモルト。
更にはシェリー樽であればオロロソシェリーやペドロヒメネスと違ったシェリー樽もありますし、そしてポートワインやマディラワインといったワイン樽での熟成も飲んでみるといいですね。
そうこうしているといつの間にか、スモーキーな銘柄も好きになったり、爽やかフルーティ系が好きになったりもしますし、バーボンに目覚めるかもしれません。
こうしてウイスキー沼にどっぷり浸かっていくわけですが、まず最初の第一歩で出来るだけ早く現時点での好み味に触れるともっとウイスキーが楽しくなると思います。
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