甘みが強くスモーキーなアイラモルトおすすめボトル8選

ウイスキーの聖地アイラ島で造られるシングルモルトの中で、シェリー樽等を使用し熟成され甘みが強く感じられるボトルを紹介していきます。

アイラモルトの特徴

初心者の方に簡単にアイラモルトを解説すると、アイラ島で造られるシングルモルトウイスキーをアイラモルトと言い、スコッチの中でも特にスモーキーな銘柄が多いことでも知られています。

このスモーキーさにも特徴があるのですが、スモーキーとピーティという2つの言葉を覚えておくと良いでしょう。スモーキーはいわゆる燻製のような香りでピーティというのはピートの香りになります。

アイラ島のピートは海藻等が蓄積されていることもあり、独特なピート香でしられていて、ウイスキーの風味に磯っぽさとかヨードの香りを感じさせる特徴があります。

これらは非常にクセが強く、初心者には不向きなどと言われることがありますが、初心者には不向きという事は決してなくて、初心者でいきなり好みと感じる方も珍しくはありません。

そしてこのガツンとくる風味が、他が飲めなくなるとも言われています。このようにハマると病みつきになるウイスキーがアイラ島のウイスキーなんです。

シェリー樽等での熟成効果

このアイラモルトをシェリー樽を使って熟成・後熟させることで、元のお酒の特徴がウイスキーに反映されます。

シェリー樽の甘みや香りがウイスキーに引き継がれ、スモーキーさを感じながら甘く、ドライフルーツ感、ビターチョコ感などが感じられるようになります。

勿論熟成樽のお酒の種類にもよりますが、今回紹介するのは辛口のオロロソシェリー樽、甘口のペドロヒメネスシェリー樽、甘く華やかな貴腐ワインであるソーテルヌ等がよく使用されます。

甘くスモーキーなおすすめアイラモルト

では早速ですが非常に甘味を感じながらもしっかりとスモーキーで美味しいボトルを一般的な販売価格順で紹介していきます。

ボウモア 15年

ボウモア 15年

香りはダークチョコレート・レーズン・スモーキー。ウッディネス・はちみつ・しなやかな甘み。余韻は力強くあたたかい・かすかなシェリー

ボウモアはアイラモルトの中では初心者向けとも言われ、比較的穏やかなスモーキーさが特徴です。そこにオロロソシェリーの熟成でレーズン感や甘みが強くなり、まろやかで甘くスモーキーな味わいとなっています。

ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ 43度 700ml

キルホーマン サナイグ

香りはレモン、洋ナシ、バニラ、モルティ、トフィー、スモーク、オーク、ミント。味わいはレモンキャンディ、グレープフルーツ、バニラ、麦芽糖、ペッパー、スモーク、ビスケット。

キルホーマンと言えばロッホゴルムの方がシェリー感が強く甘いですが、年1回のリリースということで、サナイグをご紹介しました。

キルホーマン サナイグ 46度 700ml

アードベッグ ウーガダール

アードベッグ ウーガダール

クリスマスケーキ、クルミのオイル、潮、スミレ、杉、松葉。糖蜜のトフィーやチョコレートでくるんだレーズンなどの甘み。

シロップのような甘い香りとレーズン香からの磯のような香りと煙。甘味が強くドライフルーツっぽさを感じつつも潮と煙のバランスが非常に良い。

アードベッグ ウーガダール 54.2度 700ml

ラフロイグ 10年 シェリーオークフィニッシュ

香りはマヌカ蜂蜜、強いクローブの香り、スモーキーベーコン、焼き皮革、ヨウ素。味わいは甘いワックス、トフィー、メープルシロップ、鉛筆の削りくず。

しっかりと感じるヨード香と磯感、そしてスモーキーさが全体的甘くコーティングされているような香り。口に含むとメープルシロップのような甘味。そこから口の中に広がるヨード・スモーキーさはしっかりとしています。

日本では未販売ですが、早く日本市場でも入手し安くなるのを切望しています。またラフロイグセレクトもシェリー樽原酒が一部使われていますが、濃厚さはラフロイグ 10年 シェリーオークフィニッシュが圧倒的です。

ラフロイグ 10年 シェリーオークフィニッシュ 48度 700m

ラフロイグ PX カスク

免税店向けの商品を並行輸入したもので、ペドロヒメネス・シェリー樽で12ヶ月後熟したもの。

香りは、晴らしいシェリーのアロマ、スルタナ、レーズン、リコリス、ピート、スモーク。味わいは強いピート、オーク、シェリーの甘さ。

甘口シェリーのペドロヒメネスでのフィニッシュでキャラメル・バニラに磯っぽさと潮。そして余韻もほんのりとした甘みが続きます。

ラフロイグ PX カスク 48度 1000ml

ポートシャーロット OLC

ファーストフィル・オロロソシェリー・ホグスヘッド樽で18ヶ月間後熟したもの。

香りはピートスモークとダークフルーツ、イチジク、トフィー。柔らかな桃と蜂蜜が現れます。味わいはオロロソ・シェリー樽由来のフレーバーとピートスモーク。奥にはイチジク、オレンジ、桃のフルーティーな甘さ、そしてナッツたっぷりのヌガーの風味。

オクトモア 12.2

オクトモア 12.2 ソーテルヌカスク

ファーストフィル・ソーテルヌ ワイン樽で後熟したもの。

香りは蜂蜜、甘いフルーツ香、若干のアーモンド、そして強すぎないスモーキーさが広がります。オレンジピールやレモンのような柑橘香とシロップのような甘い香り。フルーティな甘味がまず強くレモンと蜂蜜の甘味が広がり、スパイスとドライさ、潮っぽさと強すぎないスモーキーさが余韻で長く続きます。

オクトモア 12.2 ソーテルヌ・カスク 57.3度 700ml

オクトモア 12.3

全期間ファーストフィル・アメリカンオーク樽熟成原酒(75%)と、 全期間ファーストフィル・ペドロヒメネス樽熟成原酒(25%)を マリアージュ (5年熟成)

シェリー樽が生み出すイチジク、レーズン、デーツなどの軽やかな香りと、スモーキーな香り。ダークトフィー、ミルクチョコレート、 バニラの香り。味わいはダークチョコレート、ピートスモークとシェリー樽由来の果実味。麦芽糖、焦がしたオーク、コクのあるトフィー。

榎商店STAFFより

アイラモルトと言えばスモーキーな特徴であったり、ピート香がピックアップされますが、実は飲んでみると甘みが強い銘柄が多いんですよね。

その元来の甘みに、シェリー樽等で熟成させ甘みを強く感じさせているのが上記で紹介したボトルになりまっす。

中には日本未販売のものや、年に一度リリースされるもの等の紹介も含みますが、チェックしておくと販売時にいち早く入手出来るかと思います。

今回は甘みが強くスモーキーなアイラモルトおすすめを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。今後も様々な視点で情報を発信していきたいと思います。

 

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