ウイスキーを慣れ親しんだ中・上級者向けにキャンベルタウン地区の蒸留所からオフィシャルでリリースされていて、通年で購入できる贅沢なボトルをまとめてみます。
地域別の蒸留所でオフィシャルリリースされているのボトルの中からハイエンドボトルを紹介していく企画です。
ハイエンドボトルとは
ハイエンドボトルを考えた時にとにかく一番高いものを紹介してもよかったんですが、現実的に入手しやすく年一回リリースされるものは含めようと思います。
例えばアードベッグのアードベッグデーのボトルなんかは除外して、という感じです。
キャンベルタウンの銘柄の特徴
キャンベルタウンの銘柄はファンも多く、中でも人気のスプリングバンクは手を出し難い価格になっています。
それほどに愛されるキャンベルタウンモルトの特徴は、潮風にさらされて熟成した証のブリニー(塩っぽい)さと香水に例えられるほどの華やかな香りです。
ちなみにスプリングバンクはモルトの香水の異名と、一番塩辛いウイスキーと言われています。
キャンベルタウン ハイエンドボトル
では早速キャンベルタウン地区の蒸留所で造られるオフィシャルボトルの中で、通年で購入できて、そこそこの値段のおすすめボトルをまとめていきます。(蒸留所名で50音順)
キルケラン 16年(グレンガイル蒸留所)
香りはアプリコットと共にモルトを感じる甘く優しいアロマが広がり、レモンメレンゲパイ、オレンジピールが続きます。ワックスやアニスが混ざり合ったような甘くねっとりとした口当たりで、味わいはレモン、洋ナシのキャンディ、ハチミツ、濃厚なミルクチョコレート、リコリスが広がる。
グレンスコシア 18年(グレンスコシア蒸留所)
リフィルバーボン樽とアメリカンオーク樽で熟成した原酒をバッティング。その後ファーストフィルのオロロソシェリー樽で1年間熟成。スパイシーさと潮の香り。オロロソシェリーの華やかさが感じられる。
スプリングバンク21年(スプリングバンク蒸留所)
香りはバナナ、ココナッツチップ、トロピカルフルーツ、ブルーベリー、デメララシュガー、海風。味わいは和三盆、アプリコット、パンチェッタ、タバコ、ヴィンテージレザー、シナモン、ジャークチキン。
ヘーゼルバーン13年(スプリングバンク蒸留所)
香りはレモンチーズケーキ、バニラ、シトラス、ビスケット、ハチミツ、若草。味わいは熟したリンゴとピーチ、バニラ、ハチミツ、オレンジ、リコリス、アニスシード、デーツ。
ロングロウ 18年(スプリングバンク蒸留所)
香りはスモーキー、完熟りんご、サルタナレーズン、蜂蜜、湿った葉、トリュフ、ピート。味わいはピーティでスパイシー。オイリー、マーマレード、蜂蜜、キッパー、ベーコン、ダークチョコレート。
榎商店STAFFから一言
今回は中・上級者向けにキャンベルタウン地区の蒸留所オフィシャルでリリースされているボトルの中からハイエンドなボトルに絞ってまとめてみました。
キャンベルタウンのシングルモルトはいずれも人気が高く、特にスプリングバンクは年々価格が高騰しています。しかもそれでもなお販売開始後にはすぐ完売になるほどに人気なので、見かけた方は直ぐに購入することをおすすめします。
全体的に入手しづらい銘柄ばかりですが、グレンスコシアのハイエンドあたりから試してみるのもいいかもしれませんね。
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