ハイランドとローランドの境界にあるグレンゴイン蒸留所。熟成庫はローランド側にあるんです。ここではグレンゴインの種類や味の特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
グレンゴイン蒸留所について
1833年創業。冒頭に書いたとおりハイランドとローランドの境界線上にある蒸留所ですが、仕込み水がハイランド側の泉を使っているのでハイランド地方なんだそうです。
熟成庫は道を挟んだ南側にあり、ローランドで熟成されていることになりますね。
1876年にはラングブラザーズ社に買収され、1960年代にはエドリントングループの傘下に。そして2003年にはイアンマクラウド社が買収しています。
グレンゴインの種類と味の特徴
グレンゴイン 10年
ヨーロピアンオークとアメリカンオークから作られた厳選されたシェリー樽で熟成。
香り:甘く、トフィー、ポップコーンのアロマ、青りんご、ナッツ。
味わい:青りんごの甘酸っぱさや草原、ソフトなオーク、甘い甘草の香りが特徴。
余韻:甘くてモルティ。
容量700ml・アルコール度数40度
グレンゴイン 12年
プレーン・オークとシェリー樽で熟成させた2種類の原酒をヴァッティング。
香り:ココナッツオイル、蜂蜜、レモンの皮、乾燥オーク、トフィーアップル。
味わい:トフィーアップル、シナモンスパイス、ジンジャー、オレンジ、ショートブレッド。
余韻:シェリー酒と柔らかいオークの香り。
容量700ml・アルコール度数43度
グレンゴイン 15年
ファーストフィルのシェリー樽とバーボン樽、および厳選されたリフィル樽で熟成。
香り:麦芽、新鮮な干し草、ドライフルーツ、柑橘類、ローズヒップ。
味わい:穏やかな甘さ、ほのかにトロピカルフルーツ、砂糖漬けのレモン、シナモン、バニラ、アップルパイ。
余韻:穏やかなスパイスとオークに心地よいドライなフィニッシュ。
容量700ml・アルコール度数43度
グレンゴイン 18年
ファーストフィルシェリー樽とリフィルシェリー樽をブレンド。
香り:赤いリンゴと熟したメロン。非常にまろやかで、ブラウンシュガーをトッピングした温かい甘さ。
味わい:フルボディでまろやかでリッチ。フルーツ、マジパン、クルミ。次に温かいスパイス、ドライココア、そして長く残るセビリアマーマレード。
余韻:長く続く温かさとドライ。
容量700ml・アルコール度数43度
グレンゴイン 21年
ファーストフィルのヨーロピアンシェリー樽で熟成。
香り:赤いリンゴ、スパイシーなシュトルーデル、トフィー、シェリー酒、ドライフルーツ。クリスマスケーキ。
味わい:シェリー酒、蜂蜜、オークの香りが広がります。最後はシナモン。
余韻:長く、シェリー酒、スパイシー、温かくドライ。
容量700ml・アルコール度数43度
グレンゴイン カスクストレングス
ファーストフィルシェリー樽、ファーストフィルバーボン樽、リフィルオーク樽を使用。割合はバッチによって変わる。
香り:魅惑的なモルトにアップルパイ、ピーチ、バニラ、ナツメグにホワイトチョコレート。
味わい:重厚な丸みを帯びた口当たり、バター&トフィーのポップコーンにバナナ、柔らかいオークとフルーツが特徴。
容量700ml・アルコール度数59.2度
レガシーシリーズ
グレンゴインのラインナップにはレガシーシリーズがあります。こちらはバッチにより味わいが変わるので、個別で記事を公開しています。
グレンゴインのおすすめの飲み方
グレンゴイン10年、12年のおすすめの飲み方はストレート、ハイボールそして水割り。甘くフレッシュな味わいが楽しめます。
グレンゴイン15年、18年、21年はストレートがおすすめ。飲みごたえのあるフルボディで濃厚な熟成感を堪能しましょう。
グレンゴインをおすすめする方
グレンゴインはやわらかな甘味と飲みごたえある重厚なボディ。フルーティさが際立つ銘柄なので、初心者から上級者まで幅広くおすすめです。
初心者の方でハイボール好きならグレンゴイン10年やグレンゴイン12年を。食後に時間をかけて楽しみたい方はグレンゴイン18年やグレンゴイン21年がおすすめ。
またピート香が苦手な方に特におすすめです。
えのき商店 STAFFより
グレンゴインはSFWC2018においてダブルゴールを21年が受賞。SFWC2020においてダブルゴールを、ISC2020においてゴールドを18年が受賞。
このように多くの受賞歴がグレンゴインの評価の高さを物語っています。
日本では超有名銘柄ではないかもしれませんが、非常に美味しい銘柄なので、飲んだ事がない方は是非一度BAR等で試してみて下さい。
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