コンパスボックスからリリースされているスペイン産赤ワインの影響を受けたブレンデッドウイスキー「ストーリー・オブ・スパニアード」を構成するキーモルトについての解説記事です。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
ストーリー・オブ・スパニアードの特徴とキーモルト
ストーリー・オブ・スパニアードのキーモルトは
- アベラワー 1stフィル・シェリーバット(スペイサイド)
- ティーニニック スペイン産赤ワインカスク(ハイランド)
- ディーンストン リフィルシェリー樽、ホッグスヘッド樽(ハイランド)
- グレンエルギン(スペイサイド)
- ハイランド・ブレンデッドモルト(ハイランド)
上記5つをキーモルトとしてモルト原酒のみで造られるブレンデッドモルトです。ハイランドブレンデッドモルトの構成は不明ですが、ヘヴィ・トースト フレンチオークカスクだそうです。
❇コンパスボックスのブレンデッドはバッチごとに原酒の構成比率が異なります。オフィシャルでは比率もPDFをダウンロードすると掲載されていますので、下記リンクよりご確認ください。
キーモルト1:アベラワーの特徴
香りは優しくて円やかな香り、りんごのフルーティーさ。味わいはチョコレート、トフィ、シナモン、ジンジャーのバランスのとれたフルーティーなアロマと、シェリーのキャラクター。
おすすめ:アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアード
キーモルト2:ティーニニックの特徴
フレッシュで、熟したリンゴ、華やかで厚みのある香りがあります。味わいはフルーティさが特徴です。
おすすめ:ティーニニック 10年 花と動物シリーズ
キーモルト3:ディーンストンの特徴
香りは夏の新鮮な干し草、シリアル、濃厚なクリーミーなタフィー、ヘザーハニー、甘いオークと大麦の砂糖のバランスが取れています。フルーツ、柔らかなバニラの豪華なヒントを持つ滑らかでクリーミーな甘さ。
おすすめ:ディーンストン 12年
キーモルト4:グレンエルギンの特徴
レンゲの蜂蜜のようなスッキリとした甘さ、甘酸っぱいオレンジの風味が特長。スムーズでメローな甘さが特徴、タンジェリン(ミカンの一種)のようなフルーティさ。スペイサイド特有の飲みやすい、フルーティで甘いシングルモルトです。
おすすめ:グレンエルギン 12年
ストーリー・オブ・スパニアードのおすすめポイント
使用モルトの48%がシェリー樽、25%がスペイン産の赤ワイン樽で熟成。リッチでネガティブな要素はなく、シェリー樽と赤ワイン樽が素晴らしくマッチしていて飲み飽きることなく楽しめます。
ストーリー・オブ・スパニアード からのおすすめ銘柄
ストーリー・オブ・スパニアードを飲んで気に入った方が次に手に取るおすすめの銘柄といえば、同じタイプのブレンデッドモルトであれば『スカリーワグ』あたりがおすすめです。
またコンパスボックス社のスタンダードシリーズであるピートモンスターやスパイスツリーでまた違った味わいを楽しむのもいいですね。
そしてキーモルトからシングルモルトを選ぶとすれば『アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアード』がおすすめです。価格もお手頃で甘みが強くストレートでも非常に飲みやすい。また『アベラワー10年フォレストリザーブ』も凄くコスパが良いので、こちらを先に飲んでみてもいいかもしれません。
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