鹿児島県にある「小正嘉之助蒸溜所」で作られるウイスキー「嘉之助」は、ジャパニーズウイスキーの中でも非常に人気で話題となっています。
ここでは嘉之助の種類やその味、オススメの飲み方からウンチクまでご紹介します。
嘉之助蒸溜所の歴史と取り組み
小正醸造は明治16年の創業から焼酎を作ってきた老舗で、昭和32年に二代目・小正嘉之助が手掛けた熟成焼酎「メローコヅル」は小正醸造の代表銘柄となっています。
この二代目・小正嘉之助の名を由来とし鹿児島県日置市にて嘉之助蒸溜所は2017年に始動します。
クラフトディスティラリーとしては珍しい3基のポットスチルが備えられていて、上部ラインアームの角度の違いで、原酒の風味を豊かに変化させているそうです。
嘉之助蒸溜所では蒸留所見学も開催されていて、事前予約により3基のポットスチルをはじめ、糖化や発酵についても間近で見学ができるそうです。
嘉之助の種類と味の特徴
シングルモルト嘉之助
ノンピート麦芽を原料にアメリカンホワイトオークのリチャーカスクで熟成した原酒をキーモルトとして数種類の樽の熟成原酒をヴァッティングしています。
香り:はちみつ、バナナ、レモンティ、キャラメル。
味わい:かりん飴、ニッキ、生姜、スモークナッツ。
フィニッシュ:上品な甘苦さが長く続く。
容量700ml・アルコール度数48度
嘉之助HIOKI POT STILL
大麦と麦芽を原料に独自の製法で糖化・発酵しポットスチルで蒸留された原酒をアメリカンホワイトオークの新樽・バーボン樽で熟成。
香り:バターサンド、かぼす、あんず、梅のコンポート。
味わい:マドレーヌ・オーキー、程良い塩味、マーマーレド、温州みかん。
フィニッシュ:バニラ、ドライジンジャー、優しい甘さが長く続く。
容量700ml・アルコール度数51度
嘉之助 DOUBLE DISTILLERY
シングルモルト嘉之助と嘉之助 HIOKI POT STILLのそれぞれの構成原酒の中から新たに樽を選定しブレンドしたジャパニーズウイスキー。
焼酎リチャー樽、アメリカンホワイトオーク新樽、バーボン樽、その他の熟成原酒がヴァッティングされています。
香り:甘いバニラ、ミント、レモングラス、あんず、メロン、桃 。
味わい:リッチな甘み、クローブ、紅茶、みかん、ニッキ 。
フィニッシュ:ほど良いオーキー、リッチな果実香、やわらかでビターな余韻。
容量700ml・アルコール度数53度
嘉之助のおすすめの飲み方
優しい甘さが膨らむ嘉之助のウイスキーはストレートや少量加水で飲むのがおすすめです。
そして嘉之助シングルモルトならトーストオークの特徴が程よく感じられるロックもいいでしょう。時間をかけてゆっくりと香りや味わいの変化を楽しむ飲み方がいいですね。
榎商店 STAFFより
はじめて嘉之助を買われるという方には「嘉之助シングルモルト」がやはりおすすめで、まずこの味わいを堪能して欲しいところではございますが、なにぶん人気のウイスキーですのでそう上手く出会えないのが現状。
もしかすると新しくリリースされる嘉之助のブレンデッドウイスキー「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY 」の販売開始時を狙ってみるのも良いかもしれませんね。
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