オクトモアの種類と味やおすすめの飲み方をご紹介

ブルックラディ蒸留所が挑むフェノール値の限界「オクトモア」。今回は超ヘビリーピーテッド オクトモアの種類と味や特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。

オクトモアとは

オクトモアはブルックラディ蒸留所がフェノール値の限界に挑んでいる遊び心ある超ヘビリーピーテッド シングルモルトです。

アイラ島はヘビリーピーテッドの銘柄が多く、その中でもアードベッグは非常に有名なんですが、このスモーキーさを測定する基準としてフェノール値という値が用いられます。ちなみにアードベッグは55ppmなんですね。

そこでオクトモアが満を持して登場したわけですが、フェノール地はオクトモア11.1で139.66ppmと桁違いな数値を叩き出しています。実はこれでも若干抑え気味になったんですよね。

これほど高いフェノール値でも凄く美味しいんじゃから凄いのぉ
えのき先生
えのき先生

オクトモアの種類と味の特徴

オクトモアの最新ラインナップである12.2〜12.3を追記しておく。
えのき先生
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オクトモア12.1 スコティッシュ・バーレイ

オクトモア 12.1スコティッシュバーレイ

フェノール値 130.8ppm
全期間ファーストフィルのアメリカンオーク樽で熟成 (5年熟成)

香りは最初は爽やかなシトラス系の香りと大地を思わせるピートスモーク。そしてバニラスポンジケーキと大麦糖、コクのあるモルトの 甘い香りが現れる。ココナッツとチョコレート、バニラ、キャラメルが続き、さらに焦げたトフィーの香りが広がり、ピートスモークと蜂 蜜が交互に際立ってくる。 味わいは胡椒と甘さ、温めたゴールデンシロップのテクスチャー。蜂蜜とピートスモーク、焼いたオークチップ、ピートの効いたアプリコットジ ャムが広がる。もうひと口含むと麦芽糖と麦わら、ヘザーの花、ナッツ入りヌガーの甘味、海岸の砂のようなミネラル感が口中に 留まり、ドライでフェノリックかつ土っぽいスモークとほのかなシトラス、洋ナシのキャンディを運んでくる。

容量700ml・アルコール度数59.9度

オクトモア 12.1 スコティッシュ バーレイ 59.9度 700ml

 

オクトモア 12.2 ソーテルヌ・カスク

オクトモア 12.2 ソーテルヌカスク

フェノール値 129.7ppm
ファーストフィル・アメリカンオーク樽熟成原酒(50%)と セカンドフィル・アメリカンオーク樽熟成原酒(50%)を ヴァッティングし 2019 年よりファーストフィル・ソーテルヌ ワイン樽で後熟。 (5年熟成)

香りは最初はメロン、蜂蜜、燻製アーモンドの素晴らしい香り。フルーツと蜂蜜のアロマが、トーストしたオークと土っぽい煙をほどよく 抑えている。オレンジピール、桃、熟したメロン、レモンと蜂蜜が麦芽本来の甘さに包まれ、ドライアップルと洋ナシのキャンディ がピートスモークとオークの香ばしい香りの波とともに続き、土と松脂の香りが解き放たれる。 味わいは甘美で柔らかいフルーティさが口全体に広がると、レモンピールとバニラがメロンとオレンジの花とともに前面に現れる。その後、 キャラメル、スパイス、そしてかすかなドライさを感じさせるフレンチオークが、煙と麦芽の甘みを運び込む。 シロップ漬けのフルーツのニュアンスが感じられるたび、ソーテルヌ樽が与えてくれた豊かな影響を再確認する。

容量700ml・アルコール度数57.3度

オクトモア 12.2 ソーテルヌ・カスク 57.3度 700ml

オクトモア 12.3 アイラ・バーレイ

オクトモア12.3-アイラ・バーレイ
フェノール値 118.1ppm
全期間ファーストフィル・アメリカンオーク樽熟成原酒(75%)と、 全期間ファーストフィル・ペドロヒメネス樽熟成原酒(25%)を マリアージュ (5年熟成)

香りはシェリー樽が生み出すイチジク、レーズン、デーツなどの軽やかな香りと、木炭や靴墨のようなスモーキーな香りがこのウイスキー の個性を方向づけている。スピリッツには軽快でフレッシュなシトラスと蜂蜜の香りが備わっている。 グラスに注ぐとスイカズラとオレンジの花のような凝縮感のある香りがあふれ出し、樽由来のダークトフィー、ミルクチョコレート、 バニラの香りが深みを添える。ウイスキーが開くにつれて、スモークした穀類、海藻、亜麻仁油、そしてタバコの香りが現れる。 味わいは最初にぴりっとするキンレンカの花、ダークチョコレート、土っぽいピートスモークとシェリー樽由来の果実味が口中に押し寄せ る。ピートスモークとドライフルーツが圧倒し、続いて麦芽糖と焦がしたオークが登場し、コクのあるトフィーとタバコが広がる。甘 いペストリーとトーストした麦さらには煤のような土っぽいピートスモークが現れる。

容量700ml・アルコール度数62.1度

オクトモア11.1 スコティッシュバーレィ

オクトモア-11.1-スコティッシュ・バーレイ

フェノール値 139.6 PPM、ファーストフィルのアメリカンオーク樽で熟成

香りはレモン、湿ったピート、鉛筆の削りくず、塩辛いミネラル感。 ピーチヨーグルト、焦がしたトフィー、ゴムや消毒液を思わせるピートスモーク、青りんご、 はちみつ。味わいはブラウンシュガーの甘さが広がり、唐辛子のような強い刺激。 ピーチヨーグルト、甘いバニラ、焦げたオーク、ブラウンシュガー、ソフトキャラメル、核果、アプリコット。 海の香り、ミネラル、柑橘類の果実

容量700ml・アルコール度数59.4度

オクトモア11.2 ONLINE DISTILLERY EXCLUSIVE

オクトモア11.2

フェノール値 139.6 PPM、ワイン樽熟成25%とアメリカンウイスキー樽熟成75%を組み合わせセントジュリアンワイン樽で18ヶ月後熟

香りはオーク材、ドライフルーツ、柑橘類、煙、甘いトースト、乾燥アプリコットとチェリー。味わいはリッチなフレンチオークの甘味、トーストナッツ、オークの砂糖、チョコレートとタフィー、ドライフルーツ。

容量700ml・アルコール度数58.6度

オクトモア11.3 アイラ・バーレィ

オクトモア-11.3-アイラ・バーレイ

フェノール値 194PPM、ファーストフィルのアメリカンオーク樽で熟成。

香りは、夏らしく明るい8つのフローラルな香り。クールでドライなピートスモーク、ライトフローラル感と甘い柑橘類、ハチミツとバニラ。味わいは 優しい甘さ、蜂蜜とフルーツシロップ、オレンジブロッサム、アプリコットジャム、そして花束を思わせる華やかさ。

容量700ml・アルコール度数61.7度

オクトモア TEN YEARS

オクトモア10年

フェノール値 208PPM、ジムビーム、ヘブンヒル、バッファロートレース、ジャックダニエルのバージンオークと1回目と2回目のアメリカンウイスキー樽の組み合わせで熟成。

香りは、泥炭と果物、 パイナップルとマンゴーと柑橘系の果物、バニラとオークの砂糖、ナッツ。味わいは塩辛い唐、蜂蜜、口蓋、桃、マンゴー、桃、熟したパイナップル。

容量700ml・アルコール度数54.3度

オクトモアのおすすめの飲み方

ストレート カクテル

オクトモアのおすすめの飲み方はストレート。そして1杯くらいはハイボールで飲んでみて欲しいです。

とても贅沢なハイボールですが、思った以上に感じる甘味と強まるスモーキーさで非常に優れたハイボールを味わえます。

ストレートやトワイスアップで飲むだけでなく、いろいろと試すと面白いんじゃ。
えのき先生
えのき先生

オクトモアの選び方

オクトモアは飲む方を選ぶ銘柄で、まず価格的にも高額なボトルなので余裕がある方が選ぶボトルと言えます。また超ヘビリーピーテッドなので、アイラ島のシングルモルト好きの方以外はあまりおすすめはしません。

ただアイラモルトファンであれば一度は飲んでみたい銘柄だと思います。まずは同蒸留所で造られるヘビリーピーテッドのポートシャーロットを飲んでみましょう。

えのき商店 STAFFより

オクトモアは年1回販売される数量限定のボトルです。現在12.1からとなっていますが、次にリリースされるのは13.1からとなります。

毎年フェノール値も違えば個性も若干は異なるので、一度飲んだら良いというものでもないのがにくいですよね。

逆に毎年オクトモアの発売を楽しみにしているヘビーユーザーもいらっしゃいます。それこそ病みつきになるピート感なのかもしれませんね。

 

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