ちょっと変わったボタニカルが使われいる「サンローラン ジン」を入手しました。非常に興味深いボトルとなっているのですが、少しマニアックといいますか、怖いもの見たさといいますか。
今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。
サンローラン ジンの感想
サンローラン ジンはボタニカルになんと「昆布」が使用されている結構キワモノなジン。日本では昆布といえば昆布出汁を連想する方も多いのではないしょうか。
まさか昆布の旨味が出てないよねということで、飲んでみないとわかりませんし、試してみたいと思います。
では早速ですがと飲む前に公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。
公式テイスティングノート
使用されているボタニカル
ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカの根、カッシアの樹皮、甘草の根、レモンの皮、ビターオレンジの皮、キューベブベリー、楽園の穀物、ラミナリア海藻(昆布)
草本と花のアプローチは、ペストリーの香り、柑橘類の香り、ペッパーエッジが続く松林のノート。悪魔のエプロンとも呼ばれるラミナリア海藻。サンローラン・ジンは、その特徴的な緑がかった色合いとミネラルとわずかに塩味の仕上がりです。
引用元:Gin
では実際に飲んでみた感想を書いてみます。
サンローラン ジン ストレート
恐る恐る香りを嗅いでみると、ジュニパーベリーの香りと松ヤニのような針葉樹の刺激のような香りに、確かに昆布の香りも感じられますね。海感といいますか、ウイスキーの潮っ気とはまた違った海の香りが感じられます。
味わいはビターなレモン・オレンジの柑橘感がまず強く感じられ、ジュニパーベリー、コリアンダーシードといった香りとスパイスが広がります。そしてここでも昆布の登場。
昆布出汁というわけでは無いと思いますが、海藻サラダを口に入れたような、ほのかに海藻感がフィニッシュに見え隠れして面白いですね。
しかしこの昆布はマイナスなイメージではなく、その他のボタニカルと絶妙に融合していて面白く、悪くないんですよね。
サンローラン ジン ロック
ロックにすると柑橘ピールのビターな感じがより感じられ、冷やされた段階でスパイシーが暴れます。しかし氷が溶けるにつれて、穏やかに昆布が顔を出し始め、マイルドな風味に変わりますね。
ロックも悪くないです。
サンローラン ジン ソーダ割り
最後にソーダ割りで飲んでみます。
あれ?昆布の出汁は何処へ行った?という感じでしっかりと感じる柑橘感とジュニパーベリー、そしてスパイシー香りと味わいがスッキリとしたタッチで感じられます。
結構和食に合いそうな味わいで、悪くないですね。昆布!という感じではないですが、海藻っぽさはハイボールでも若干感じられているのかも。
サンローラン ジン 個人的評価
いや〜面白いジンと出会ってしまいました。昆布出汁に馴染みのある日本人には意外と抵抗なく飲めるのかな。ただやはり海藻っぽさというクセはありますので、よく飲むドライジンの感覚で飲むと面食らうかもしれません。
おすすめはやはりストレートですね。潮っ気と甘さを感じているように思う昆布の味わいが一番感じられる飲み方ですね。
ちょっと飲んでいて思ったのが、このサンローランジンで作ったジントニックやジンソーダにタリスカーやアードベッグのような潮っ気であったり、磯っぽいニュアンスを感じるモルトをフロートさせたらどうなんだろうかと。
これはまたの機会にサンローラン ジンソーダ+ウイスキーフロートという感じで記事にしてみようと思います。
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