キャンベルタウンの数少ない蒸留所の一つである『グレンスコシア』。ここではグレンスコシアの種類やその味、オススメの飲み方からウンチクまでご紹介します。
グレンスコシアの歴史と蒸留所
現在キャンベルタウンにある蒸留所はスプリングバンク、グレンガイル、グレンスコシアの3つだけになっています。
グレンスコシアは1832年に創業し1930年に閉鎖、その後1980年代に巨費を投じて大改修がなされ再開しています。その後1984年に操業停止になります。
現在はロッホローモンド社の所有となり操業を行っています。
グレンスコシアの種類と味の特徴
グレンスコシア キャンベルタウンハーバー
100%ファーストフィルバーボン樽でのみ熟成。
香り:ブリニーシースプレー、バイオレットとラベンダーとバニラ。
味わい:柔らかい桃、さわやかな青リンゴ、歯ごたえのあるファッジ、バニラカスタード。
フィニッシュ:ミディアムレングス、穏やかな煙、ピリッとしたピート、海上海のスプレーでドライ
容量700ml・アルコール度数40度
グレンスコシア ダブルカスク
ファーストフィルのバーボン樽で熟成後、PXシェリー樽で12ヶ月間後熟。
香り:クレームキャラメル、トフィー、アップルとピーチ、シースプレー。
味わい:濃厚なスパイシーなフルーツ、タフィー、ファッジ。
フィニッシュ:バニラオークと優しいスパイス。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンスコシア 10年
ノンピートのモルト原酒をファーストフィルバーボン樽で10年熟成。
柔らかな潮の香り、青い柑橘類、クリーミーなバニラ。伝統的なキャンベルタウンのモルトの特徴が感じられる。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンスコシア 15年
ファーストフィルバーボンとリフィルアメリカンオーク樽で熟成。
香り:柑橘類の皮、ジンジャースナップビスケット、ベイクドフルーツ。
味わい:驚くほどドライフィニッシュのふっくらとしたフルーツ、アプリコット、フルーツサラダ、キャラメルシュガー、オーク。
フィニッシュ:温かみのあるスパイシー、ハニースムース、オーク、ドライフィニッシュ。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンスコシア ビクトリアナ
ファーストとセカンドフィルバーボン樽の組み合わせで熟成し、PXと重く焦げたオーク樽で仕上げ。
香り:クレームブリュレ、溶けた砂糖、カラメルフルーツ、オーク。
味わい:ローストシュガー、ブラックカラント、スパイス。
フィニッシュ:ココア、ダークチョコレート、ダークフルーツ。
容量700ml・アルコール度数54.2度
グレンスコシア 18年
リフィルバーボン樽とリフィルアメリカンオークホッグスヘッドで17年間熟成。残り1年をファーストフィルオロロソシェリー樽で熟成。
香り:さわやかな塩味、香りのフローラルノート、甘い蜂蜜、塩キャラメルのエレガントな香り。
味わい:信じられないほど滑らか、フルーティーな風味と濃厚な甘いタフィー。アプリコット、パイナップル、ふっくらとしたサルタナのノート、全体に穏やかな温かみのあるスパイス。
フィニッシュ:長くてドライ、優しい温かみのあるスパイス。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンスコシア 21年
リフィルバーボン樽とリフィルアメリカンオークホッグスヘッドの組み合わせで熟成。残り6ヶ月をファーストフィルオロロソシェリー樽で熟成。
香り:甘い香りのオロロソ、スパイスの効いた赤いリンゴ、柔らかいシグネチャーのキャンベルタウンの香りのペッパーコーン。
味わい:焼いた赤いリンゴ、ふっくらしたレーズン、クローブ、スターアニス、シナモン、スパイスの旅。ソフトクリーミーバニラ、タフィー、シースプレー。
フィニッシュ:長く、複雑で、信じられないほどバランスが取れていて、海塩とシェリーのドライ感が残る。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンスコシア 25年
最高級のアメリカンオーク樽で穏やかに熟成。ボトリングの前にファーストフィルバーボン樽でマリッジ。
香り:大西洋のそよ風を感じる潮っぽさ。
味わい:沿岸の空気、赤いリンゴとピリッとしたオレンジの皮、バニラシロップとキャラメルの甘さ。
フィニッシュ:生姜のスパイシーな香りがする長く続く海塩。
容量700ml・アルコール度数48.8度
グレンスコシアのおすすめの飲み方
グレンスコシアのおすすめの飲み方は共通してストレートがおすすめ。
また若いノンヴィンテージのキャンベルタウンハーバー、ダブルカスクと10年はハイボールが美味しいです。そしてダブルカスク、15年、18年以上はロックに向いています。
グレンスコシアの選び方
グレンスコシアのラインナップの中から選ぶ時は最初はグレンスコシア 10年がおすすめ。ノンピートですがグレンスコシアの特徴がわかりやすく、また様々な飲み方で楽しめます。そこからさらに15年や18年に進むのが王道かと思います。
榎商店STAFFより
ラインナップが凄く充実しているグレンスコシア。最近良く見かけるような気がします。グレンスコシア10年はノンピート麦芽を使用しているので、ピート香が苦手な方にもおすすめできますね。
少しピートを感じる方が良いなぁという方は、ハイボール派ならキャンベルタウンハーパー。ロック派なら15年がおすすめですかね。
キャンベルタウンのシングルモルトが好きな方は入手しやすいのが最大の魅力かもしれませんね。
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