コンパスボックスからExtinct Blends Quartetシリーズとしてリリースされているブレンデッドウイスキー「デロス」を構成するキーモルトについての解説記事です。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
デロスの特徴とキーモルト
デロスのキーモルトは
- グレンエルギン(スペイサイド)
- ミルトンダフ(スペイサイド)
- インペリアル(スペイサイド)
- キャメロンブリッジ(ハイランド)
上記4つが組み合わされています。
❇コンパスボックスのブレンデッドはバッチごとに原酒の構成比率が異なります。オフィシャルでは比率もPDFをダウンロードすると掲載されていますので、下記リンクよりご確認ください。
キーモルト1:グレンエルギンの特徴
レンゲの蜂蜜のようなスッキリとした甘さ、甘酸っぱいオレンジの風味が特長。スムーズでメローな甘さが特徴、タンジェリン(ミカンの一種)のようなフルーティさ。スペイサイド特有の飲みやすい、フルーティで甘いシングルモルトです。
おすすめ:グレンエルギン 12年
キーモルト2:ミルトンダフの特徴
ほのかにシナモンスパイスの味わいが加わったフローラルな香りのウイスキーです。クリーミーな口当たりが特長で、やさしいリコリスの香りの滑らかな味わいと、長く続く温もりある余韻が楽しめます。
おすすめ:ミルトンダフ 15年
キーモルト3:インペリアルの特徴
インペリアル蒸溜所は現在は閉鎖されており、2013年にダルメニャック蒸溜所建設の際に取り壊されています。
インペリアルも閉鎖蒸溜所の原酒となります。
キーモルト4:キャメロンブリッジの特徴
シェリーとキャラメルの特徴を持つまろやかなシングル・グレーン。
おすすめ:キャメロンブリッジ グレーン
デロスのおすすめポイント
オールアメリカンオーク、古い個性、そしてモルトウィスキーとグレーンウィスキーの贅沢なバランスが特徴。
熟した洋ナシ、パイナップル、オレンジオイル、バニラクリームの香り。フルーツタルトとホワイトチョコレートの味わいにフルーティさとスパイシーさが後から現れます。
デロスからのおすすめ銘柄
デロスを飲んで気に入った方が次に手に取るおすすめの銘柄といえば、同社のブレンデッドであれば『スパイスツリー』がおすすめです。
スパイスツリーは同社の定番商品であることからも通年で販売されていて購入しやすいです。
そしてキーモルトからシングルモルトを選ぶとすれば『グレンエルギン12年』がおすすめです。他の構成原酒はボトラーズ販売に依るところが大きく、オフィシャルリリースで通年入手できるのはグレンエルギンとなります。
普段個々で飲めないウイスキーが組み合わされている事もブレンデッド楽しさの一つですね。
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