ポートシャーロット アイラバーレイ

ブルックラディ蒸留所のヘビリーピーテッドシングルモルトであるポートシャーロットの中から今回は年1回リリースの「ポートシャーロット アイラバーレイ」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。

この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。

ポートシャーロット アイラバーレイからの立ち位置

現在ポートシャーロットのコアラインナップはこちらです。

  • ポートシャーロット 10年
  • ポートシャーロット アイラバーレイ(年1回)

ポートシャーロット アイラバーレイはアイラで栽培された大麦のみを使用して造られるシングルモルトで毎年1回リリースされるボトルです。使用する熟成樽は毎年変わり2013はフランスのワイン樽を使用し2014はセカンドフィルボルドーワイン樽が使用されています。

年次リリースなので毎年購入して飲み比べしてみたくなりますね。年によってのアイラ大麦の品質であったり使用された熟成樽での変化を楽しみたいです。

熟成樽や熟成年数

ポートシャーロット アイラバーレイは年によって熟成樽構成が変わります。今回は「ポートシャーロット アイラバーレイ 2014」の構成樽を紹介します。

熟成樽は84%ファーストフィルバーボン樽、8%セカンドフィルバージンオーク、8%セカンドフィルワイン樽で熟成した原酒を組み合わせています。

アルコール度数:50度。しっかりとした飲みごたえのシングルモルトですね。

公式テイスティングノート

香り:モルティなビスケットとピートの残り火が鼻に開き、続いて甘いバニラと蜂蜜、タフィー、クレームブリュレの香りが続きます。ウイスキーが呼吸するにつれて、そのフルーティーな性格が先頭し、レモンの皮とピートスモークがグラスから上昇し、グレープフルーツ、熟したメロン、桃、さわやかな赤いリンゴに移動します。
味わい:最初の柑橘類の酸味の後には、甘い熟した果物と穏やかな泥炭の煙が続きます。トーストしたオークで補完されたこの砂のミネラルで、微かに潮の特徴が伝わってくる。2回目の一口で、果物と煙のバランスは間違いがなく、アプリコット、桃、熟したメロンのメドレーが焦げたヘザーと泥炭の残り火に繊細に包まれています。アメリカのバーボン樽での熟成は、ココナッツ、クリーミーなマジパン、タバコのヒントで、軽くトーストされたオークの香りをもたらします。
フィニッシュ:柔らかい果物とトーストしたオークの甘さは美しくバランスのとれた仕上がりを残し、乾燥したバーベキューの煙が残ります。

出典:Port Charlotte Islay Barley 2014 Islay Single Malt Scotch Whisky– Bruichladdich Distillery

※翻訳はブラウザの翻訳機能を利用しています。

ブルックラディ蒸留所のシングルモルトはボトルに書かれた番号をオフィシャルで入力すると、そのボトルのリリース年・使用樽の種類や数まで調べることが出来ます。

非常にモルティでアイラ大麦を感じることができるポートシャーロット アイラバーレィ。甘さとスモークのバランスに優れ飲みやすい。毎年違った風味が楽しめるリリースなんじゃ。
えのき先生
えのき先生

ポートシャーロット アイラバーレイのここが素晴らしい

ポートシャーロット アイラバーレイ

しっかりと感じる麦の甘味と香ばしさ、それはビスケットのような香りであったりトーストのような味わいに現れています。熟成樽にも注目で、桃やメロンといったフルーティな味わいを感じたり、ココナッツ感やクリーミーさとなってポートシャーロットを心地よく運んでくれます。

しっかりと感じられるピートスモークはモルトの甘味とフルーティさと絡み合い、ポートシャーロットらしい甘臭さがクセになる味わいですね。

アイラバーレィを飲み始めると、毎年のリリースが楽しみになりますね。

ポートシャーロット アイラバーレイはこの年でしか味わえない風味が感じられ、それはヴィンテージワインのような楽しみ方が出来るボトルなんじゃ。
えのき先生
えのき先生

フラッグシップとの比較

フラッグシップボトルであるポートシャーロット10年と比較してみると、アイラバーレィはさらに麦の味わいが非常に強く感じられるボトルです。

同じワイン樽を使っていても地域での違いでウイスキー原酒に及ぼす影響が楽しいですね。構成原酒の比率であったり使用する樽の違いで「今年のポートシャーロットいいなぁ」なんて楽しみ方が最高です。

アイラバーレィ 2014はフルーティさを強め、それはスッキリとした酸味であったり、余韻で感じる完熟フルーツ感となって現れこれまでとはまた違ったポートシャーロットの表情を垣間見ることが出来ます。

ポートシャーロット10年が好きな方なら、年1回を楽しみにするアイラバーレィは凄く楽しめると思う。こうしたヴィンテージの楽しみ方は年1回の贅沢ともとれる最高の趣味ではなかろうか。
えのき先生
えのき先生

ポートシャーロット アイラバーレイのおすすめの飲み方

ポートシャーロットアイラバーレィのおすすめの飲み方は、当然リリース年によってのおすすめは変わるのでストレートがおすすめです。

麦の甘みや香ばしさ、そして熟成樽の影響を受けた風味はストレートが一番感じ取れますね。またほんの数滴の加水をして楽しむのがいいでしょう。

ストレートで飲んでみて、柑橘感があればハイボールで楽しんでもいいですし、もっと熟成が進んだフルーティさならロックで飲んでみるといいですね。

ポートシャーロット アイラバーレイ2013 50度 700ml

ポートシャーロット アイラバーレイの総評

ポートシャーロット アイラバーレィは一番最初に購入するボトルというのではなく、ポートシャーロット10年を飲んで、その味わいにハマった方が毎年ヴィンテージを楽しむようなボトルですね。

アイラバーレィだからこその楽しみ方が面白く、出来れば1年に1回の贅沢として購入し、前年との飲み比べや前々年との飲み比べと、アルコール度数の高いウイスキーだからこそ出来る遊びを是非楽しんでいただきたいです。

 

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