ワインボトルのような風貌と名前のインパクトが大きい「シンジケート 58/6」。今回はシンジケート 58/6を構成するキーモルトについての解説記事です。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
シンジケート 58/6の特徴とキーモルト
シンジケート 58/6のキーモルトは
- グレンファークラス(スペイサイド)
- ダルモア(ハイランド)
- ブルックラディ(アイラ)
- インチガワー(スペイサイド)
- グレングラント(スペイサイド)
- バルブレア(ハイランド)
- ロングモーン(スペイサイド)
- タムナヴーリン(スペイサイド)
この他にもモルトとグレーンをシングルモルトを65%、シングルグレーンを35%の比率でブレンドしています。
キーモルト1:グレンファークラスの特徴
香りはシェリー漬けのフルーツを彷彿させる、フレッシュで豊かな香り。味わいは濃厚でパンナコッタのような焦がしたカラメル、ジャム、ドライフルーツ、ビターオレンジの落ち着いた酸味。
おすすめ:グレンファークラス12年
キーモルト2:ダルモアの特徴
辛口白ワインを思わせるような苦味やマスカットの香り。そして甘いオレンジ、ぶどう、らくがんのような甘さや酸味のあるコーヒーのようなフレーバー。オレンジマーマレードのようなアロマと、ドライでスパイシーな味わい。
おすすめ:ダルモア12年
キーモルト3:ブルックラディの特徴
香りはフローラル、甘い大麦とかすかにミント、少量の水を加えると、キャラメリゼしたフルーツ、蜂蜜、レモンドロップ。味わいはさわやかで洗練されてる。オークと大麦の甘み、ブラウンシュガー、青りんご、梨。
おすすめ:ザ・クラシックラディ
キーモルト4:インチガワーの特徴
重厚なスモーキーさがありオイリーな香り。非常に穏やかでマイルド、甘さから複雑味に富む味わいが特徴。潮っぽさも感じられます。
おすすめ:インチガワー 14年 花と動物シリーズ
キーモルト5:グレングラントの特徴
香りはフローラルでフルーティー、乾燥レーズン、スイカズラ、レモンシトラス。味わいはオーク、バタースコッチ、ドライフルーツ、ライトなスパイス。
おすすめ:グレングラント アルボラリス
キーモルト6:バルブレアの特徴
レモンピールの爽やかな香り、バニラの甘さ、フレッシュな青りんごの甘酸っぱい芳香。 糖蜜の甘みの中に挽きたてのスパイスとドライオレンジのほのかな苦みのバランスが心地よさが特徴。
おすすめ:バルブレア 12年
キーモルト7:ロングモーンの特徴
スパイス、バナナ、フルーティーな香り。スウェード、シナモン、マンゴーのスウィートさを持つ複雑な味わいが特徴。
おすすめ:ロングモーン 16年
キーモルト8:タムナヴーリンの特徴
香りはバニラ、キャラメル、バナナ、ミルクチョコレートの魅力的なアロマとフレッシュジンジャーのほのかなアロマ。味わいはメープルシロップ、レーズン、オレンジの温かく甘いフレーバーとアプリコットとメロンのかすかな香り。
おすすめ:タムナブーリン・シェリーカスク
シンジケート 58/6のおすすめポイント
ソフトで円やかなスペイモルトが見事に調和。
完熟した芳醇で豊かな熟成香。それぞれのクラシックモルトが魅惑的な個性をゆっくりと表現し、いくつもの香味が優雅に踊る。永く、そしてエレガントな後味。
シンジケート 58/6からのおすすめ銘柄
これほど人気蒸留所のモルト原酒をブレンドしているのは凄いですよね。そしてシングルモルトを65%、シングルグレーンを35%という現在の比率とは逆にモルトが多いのも注目です。
シンジケート 58/6を飲んで次に手に取るシングルモルトはというと、グレンファークラス、ダルモアでシェリー感を味わっていただきたいですね。
ブルックラディなら蜂蜜や麦の甘み、青りんご、梨といったフルーティな味わいを楽しめますね。
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