アイラモルト臭い順ランキング

臭いモルトで有名なアイラ島のシングルモルト。
このアイラ島で造られるシングルモルトをアイラモルトと呼びます。

煙っぽさと、正露丸のような臭いが特徴で、好きな人は好き、嫌いな人は嫌いと好き嫌いがはっきりわかれます。

そしてこの臭さを好きな人は、アイラモルトの深みにハマっていく人が多いのですが、まずそのアイラモルトをどこから入ればいいのかわからない。

という方のために、臭い順ランキングを発表いたします。

※文中のフェノール値は臭さを表す単位のひとつです。

第1位 オクトモア(突き抜けた例外)

オクトモア

一般的にかなり臭いと言われているアードベッグを押さえ、ぶっちぎりの1位を独走するのがオクトモアです。

オクトモアを作っている蒸留所は麦芽を精麦業者から購入していますが、あるとき、蒸留所の人が精麦業者に、フェノール値(ウイスキーの臭さの値)ってどうやって調整してるの?

と聞いたところ、MAXに臭い状態の麦芽を作り、そこに匂いのついてないプレーンな麦芽を配合し、臭いを薄めながら値を調整しているとのこと。

それならそのMAX臭い麦芽でウイスキーを造ってみたら面白いんじゃないか?

というところから、実験的に製造がはじまったそうです。

オクトモアは最も臭いもので、アードベッグの4倍近くの臭さになることも。

ただ、リリース年やバージョンにより大きく臭さの値(フェノール値)が変動しますので、臭さ目的で購入する場合にはフェノール値のチェックが必要になります。

ただ、フェノール値が高いにもかかわらず、甘さを感じることができるちょっぴり不思議なウイスキーに仕上がっているそうです。

なお1の位は1年毎にふえてゆき、小数点以下はx.1がバーボン樽熟成、x.2はワイン樽熟成、x.3はオクトモア農場産の大麦使用、x.4はヴァージンオーク(新樽)熟成と仕様が決まっています。
流通量はx.1が多く、それ以外のものは入手しづらい傾向があります。

フェノール値:137.3ppm(オクトモア13.1)

オクトモア 13.1 スコティッシュ バーレイ 59.2度 700ml



第2位 アードベッグ

アードベッグ

スコッチ業界でも最もピートを炊き込んでいるといわれるアードベッグ。(オクトモアが登場する前までは)

その臭さは強烈です。

根強いファンがついており、何度も廃業の危機にみまわれながらもファンの情熱が蒸留所を再興したといっても過言ではないウイスキーです。

ただしかなり強烈なため、ラフロイグが飲めてもこちらは飲めないという方も。

フェノール値:55ppm

アードベッグ 10年 46度 700ml

第3位 キルホーマン マキヤ-ベイ

キルホーマン マキヤーベイ

農業型蒸留所のキルホーマン。大麦の栽培から製麦、蒸留、熟成、出荷まで全て自社で行っており、ラインナップ全般を通して大麦の味をしっかりと味わえるのが特徴です。

マキヤーベイはアイラモルトの中でも個性が強めで、ピートが強く、あとから柑橘系の爽やかさがきます。

ラフロイグ好きな方にもおすすめ。

フェノール値:50ppm

キルホーマン マキヤーベイ 46度 700ml

第4位 ラフロイグ

ラフロイグ

アイラの特徴がはっきりと出ており、臭さを感じるなといっても臭さを感じるモルトです。

そのため、ラフロイグは結構好き嫌いがわかれますが、このあたりからこれ(臭い系)しか飲めないといった人が出てきます。

価格も比較的お手頃で、大抵のお店で扱っているので入手しやすいです。

ソーダ割り(ラフロイグソーダ)が美味しいです。

フェノール値:40~45ppm

ラフロイグ 10年 43度 700ml

\ラフロイグに合う料理!/

第5位 ポートシャーロット

ポートシャーロット 10年

ブルックラディ蒸留所がリリースする、ヘビーピートタイプのシリーズ。

もともと限定品としてリリースしていたものが定番化。

スコットランド産の大麦を100%使用し、モルティさとヘビーピートの力強さを持ちながら、10年熟成の深みが感じられる仕上がりとなっています。

フェノール値:40ppm

ポートシャーロット10年 50度 700ml

第6位 ラガヴーリン

ラガヴーリン 16年

こちらもたいてい臭いのですが、根強いファンがいます。

アイラモルトファンが究極的に行き着く銘柄のひとつです。

フェノール値:34~38ppm

ラガヴーリン 16年 43度 700ml

第7位 カリラ

カリラ12年

比較的ドライな印象ですが、オイリーさ、塩辛さ、海藻の風味など、アイラモルトの特徴をほどよく備えています。

定番のラフロイグより挑戦しやすいモルトです。

アイラがはじめての方にもおすすめ。

魚介類との相性がバツグンです。

フェノール値:34~38ppm

\海鮮BBQがおすすめ/

第8位 ボウモア

ボウモア

アイラモルトの中でもトップを争う人気のボウモア。

潮の香りが魅力のアイラモルトの中でも最もバランスが良く、爽やかな柑橘香も特徴です。

アイラモルトの個性を少し大人しくした印象の銘柄で、アイラモルト入門酒としてもおすすめです。

価格がリーズナブルで、入手しやすいです。

フェノール値:25~30ppm

ボウモア 12年 40度 700ml

第9位 ブルックラディ(ブルイックラディ)

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

アイラモルトの中で最も穏やかなモルト。

アイラ特有の要素が弱く、ミディアムからライト&ドライな印象。

モルトの風味を楽しみたい方におすすめ。

フェノール値:2~5ppm

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ 50度 700ml

まとめ

以上、アイラモルトの臭いランキングでした。

ざっとまとめると、

  • 臭いのいらないので麦の感じを楽しみたい方はブルックラディから。
  • アイラモルトがはじめての方はボウモア、カリラから。
  • 臭いの大丈夫そうな人は、ラフロイグから。
  • もっと強烈なの頼むぜ!って方は、アードベッグから。

がおすすめです。

ちなみに私はお酒全く飲めない&ウイスキー苦手人間ですが、ラフロイグから入って(セレクトカスク)、わりとどっぷりハマっています。

キルホーマン マキヤーベイも好きで、クセ強なウイスキーが好きなのですが、たまにボウモア10年を飲むと、その飲みやすさに逆にびっくりします。

自分に合う美味しいアイラモルトが見つかるといいですね。^^

 

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