アイラのシングルモルト甘みを感じるランキング

スモーキーさとか独特のピート香で知られるアイラ島のシングルモルトの数々。最初はスモーキーさやヨード香が目立つが、慣れてくると甘みが強く感じるんです。

ほんのりと甘いアイラのシングルモルト

私も飲みはじめの頃はハイボールばかりで飲んでたので、アイラシングルモルトの本当の甘みに気づかすにいたのですが、ストレートが好きになってからと言うもの、アイラのスモーキーさの後から感じる甘みの虜になっていました。

甘みの強さは実際のところ私にはわかりません。ただ余韻が甘く伸びていくので他のスコッチよりも甘いと感じるんですよね。

例えばスペイサイドの蒸留所のモルトも口当たりが物凄く甘いですが、余韻にスパイシーさであったりビターな味わいが伸びていくものもあります。

一方アイラのシングルモルトは、口当たりでスモーキーさがカツンときて、だんだんとモルトの甘味であったり、熟成樽由来の甘みを余韻で感じるので甘く感じるんですね。

アイラ島シングルモルト甘みを感じるランキング

では私の個人的な評価になりますが、アイラ島のシングルモルトで甘みを物凄く感じるフラッグシップのレギュラーボトルの中から上位5本を紹介します。

これにはピートが弱いブナハーブンは対象外とさせていただきます。ブナハーブン蒸留所さんすいません。

5位 カリラ12年

カリラ12年

カリラはアイラ島のシングルモルトの中でも凄くフルーティな銘柄だと私は思っていて、ピート初心者におすすめするシングルモルトでボウモアをおすすめする方が多い中、私はカリラをよくおすすめします。

フレッシュ、甘くフルーティで、スムーズなボディのカリラ12年は、淡い麦わらの色とデリケートなバランスの味わいを持ちます。クリーンで食欲をそそる香りの中にかすかな柑橘系のフルーツとほんの一筋のスモークが包まれています。しっかりとしてスムーズ、始めは甘く、その後にフレグラントで甘いスモーキーさと長く尾を引くフィニッシュが続きます。

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カリラ12年を飲んでみた感想

4位 ラガヴーリン8年

ラガヴーリン8年

ラガヴーリン16年は結構ドライな印象を受けたのですが、このラガヴーリン8年は余韻が非常に甘く感じます。クッキーやビスケットのような麦の甘い香りとナッツのような香ばしさがいいですね。

ラガヴーリンの味わいを余すところなく表現した、甘く、香り高いスモーキーさを持つシングルモルトスコッチウイスキー。ストレートもしくはロックでお愉しみ下さい。

ラガヴーリン 8年 48度 700ml

3位 ボウモア12年

ボウモア12年

アイラの女王と呼ばれ、アイラ初心者に一番おすすめされるボトルがこのボウモア12年。確かにシェリー樽熟成によるダークチョコのような余韻も甘みと感じるんですが、苦味と感じる方も多いかとこの順位にしました。

ドライなスモーキー感と柔らかなフルーティー感の調和が見事。飲みやすさのなかに、個性的な潮の香が感じられるボウモアを代表する逸品。香り:スモーキー・レモン・はちみつ 味:スモーキー・ダークチョコレートを想わせるあたたかみのあるコク フィニッシュ:長くて繊細

ボウモア 12年 40度 700ml

2位 アードベッグTEN

 

アードベッグ10年

アードベッグTENをこんな順位に?と思われる方も多いと思いますが、実際にストレートで飲んでみると結構甘いですよね。

甘みの感じ方もあるとは思いますが、ヨード感とスモーキーさからの柑橘感、そしてその後に感じる甘みが口当たり方の刺激が強かった分、より甘く感じられるんです。

ハイボールで非常に美味しいですが、慣れてきたら是非ストレートで甘みを楽しんでみてください。

香りは爽やかで海を思わせるヨード香、燻製魚、炭焼コーヒーの香りに、柑橘系の果実の香りが加わる。チョコレートとタフィーの甘さ、シナモンスパイス、薬品のようなフェノールの香りが魅力的に入り混じっている。味わいは口当たりは、最初少しぴりっとした刺激があり、その後重厚感が現れ甘美な味わい。フィニッシュはドライ。タバコの煙とエスプレッソコーヒーのフレーバーとともに、深みのあるピート香が口一杯に広がる。余韻は余韻は長く豊かでスモーキー。砕いたピートや麦芽の甘みが残る。

アードベッグ 10年 46度 700ml

1位 ポートシャーロット10年

ポートシャーロット 10年

しっかりとした甘みを感じるアイラモルトといえばポートシャーロットではないでしょうか。バニラやカスタードといった本格的な甘みがスモーキーさと共に感じられ、アルコール度数50%を感じさせない美味しさがありますね。

フルーティさやミーティさも相まってストレートで素晴らしく甘く美味しいスモーキーなアイラのシングルモルトだと思います。

香り:清々しい潮風が、スモーキーさを穏やかにしている。オークとスモーク、そしてスピリッツ本来の個性は、10年の熟成を経たことでバランスが取れ、調和が生まれている。ポートシャーロット特有のドライで土っぽく、ピートの灰を思わせるスモーキーなアロマだが、そこにキャラメルソースやファッジ、ヴァニラカスタード、かすかなショウガ、ナツメグ、クローブなどの波がオークとともに押し寄せて前面に出る。味わい:舌に乗せてみると、テクスチャーとその存在感の中に繊細さと柔らかさを感じるだろう。香りと同様にフレーバーも素晴らしいバランスで、オークから深く引き出された甘さをスモーキーさが穏やかに包み込んでいるそしてココナッツ、ヴァニラカスタード、レモンの花の蜂蜜とともに、牡蠣の燻製と日に灼けた砂浜が現れる。フィニッシュ:フィニッシュは荘厳に訪れる。もちろんスモーキーだが、ファッジやモルティングした大麦、オレンジ、マンゴーの柔らかな甘さと、バナナ・トフィーパイを思わせる質の高いオーク樽由来の深みもある。

ポートシャーロット10年 50度 700ml

あとがき

今回のランキングに関しては完全に私の好みもありますし、独断と偏見も入ったランキングです。ただ確かにアイラモルトは甘いよねと同調してくれる方もいると思います。

私自身最初はハイボールでばかり飲んでいたので、この甘味に気づかなかったのですが、ストレートで飲んだときの甘みに気づくとよりアイラ島のシングルモルトにハマると思います。

 

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