ウイスキーを慣れ親しんだ中・上級者向けにアイラ島の蒸留所からオフィシャルでリリースされていて、通年で購入できる贅沢なボトルをまとめてみます。
地域別の蒸留所でオフィシャルリリースされているのボトルの中からハイエンドボトルを紹介していく企画です。
ハイエンドボトルとは
ハイエンドボトルを考えた時にとにかく一番高いものを紹介してもよかったんですが、現実的に入手しやすく年一回リリースされるものは含めようと思います。
例えばアードベッグのアードベッグデーのボトルなんかは除外して、という感じです。
アイラ銘柄の特徴
ウイスキーファンなら誰もが知るスモーキーな香りがするウイスキーで有名な聖地と呼ばれるアイラ島。
この独特のクセにハマる方も多く、また燻製香のようなスモーキーさとアイラ島のピート(泥炭)には海藻等の成分が含まれているため、ヨード香のような磯臭さも感じる銘柄があります。
しかし飲んでみると意外と甘味が感じられ、慣れると本当にハマります。
アイラ ハイエンドボトル
では早速アイラ島の蒸留所で造られるオフィシャルボトルの中で、通年で購入できて、そこそこの値段のおすすめボトルをまとめていきます。(蒸留所名で50音順)
アードベッグ ウーガダール(アードベッグ蒸留所)
香りはクルミのオイル、潮、スミレ、松葉。くすぶった炭火やなめした革の香り。スパイシーでスモーキーな風味に、燻製料理や糖蜜の贅沢な味わい。
カリラ25年(カリラ蒸留所)
カリラ独自のスモーキーさに長期熟成ならではのフルーティな甘さの余韻が長く続きます。
キルホーマン ロッホゴルム(キルホーマン蒸留所)
香りはドライイチジク、シナモン、オレンジピール、シトラス、潮、ピート、ベーコン。味わいはプラム、サワーチェリー、ダークチョコレート、塩キャラメル、ヘザーハニー、ピートスモーク。
ブナハーブン25年(ブナハーブン蒸留所)
カラメルを使ったデザートを思わせる香り、微かにオークとレザーの芳香。甘いベリーとクリームが溶け合ったような秀逸な味わい。ローストしたナッツと麦芽に相性抜群のスパイス。ソフトながらもドライな余韻、砂糖、スパイス、オークも香る。
ブラックアート(ブルックラディ蒸留所)
香りはトロピカルフルーツ、ココナッツ、タバコ、オークスパイス。少し時間をおくと香りが開き、マンゴー、ハニードリズレッドメロン、オレンジゼスト、焼いたパイナップル、熟したイチゴ。味わいはタバコ、ブラウンシュガー、チョコレート、ココナッツがフルーティさと組み合わさります。フルーツの甘味、アプリコット、マンゴー、焼きバナナ、ハチミツ、バニラといった余韻が続きます。
ポートシャーロット アイラ・バーレイ(ブルックラディ蒸留所)
香りは土っぽいタールをかぶったピートのスモーキーさ。味わいはかすかな塩気、ドライなスモーク、塩キャラメル、アップルソース。
オクトモア(ブルックラディ蒸留所)
年1回リリースされる超絶スモーキーな銘柄。フェノール値は段違いの値ですが、飲んでみると意外と大丈夫。
毎年テイスティングノートは変わるので今回は掲載はしませんが、大体年明けて暫くしてリリースという感じで情報を待っているといいですね。
ボウモア 15年(ボウモア蒸留所)
バーボン樽で12年間熟成させた原酒を、オロロソ・シェリー樽で3年間熟成。
ダークチョコレート・レーズン・スモーキーな香り。ウッディネス・はちみつ・しなやかな甘みを感じる味わい。
ラガヴーリン 16年(ラガヴーリン蒸留所)
香りはピート香、草っぽい、スモーキー。味わいはドライなピートのスモーキーさと少しウッディな海と塩の味覚が続く。長く、上品なピート香に満ちた後味。
ラフロイグ 25年(ラフロイグ蒸留所)
年に1度リリースされるオフィシャル長熟のカスクストレングス。
ラフロイグ 25年は毎年熟成樽の構成比率も変わるのでテイスティングノートは割愛します。
榎商店STAFFから一言
今回は中・上級者向けにアイラ島の蒸留所オフィシャルでリリースされているボトルの中からハイエンドなボトルに絞ってまとめてみました。
意外と手が出る価格帯のものから、これは無理というのもあるかと思います。嗜好品なんで無理して購入する必要はないです。こうしたボトルがあるのを知って、いつかわ飲んでみたいと目標にすることで毎日にハリが生まれる事もありますよね。
私も生涯の内に超高級ボトルを1本くらいは確保してみたいものです。
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