ノンピーテッドとピーテッドを使い分ける鹿の島から生まれるクリーンな味わいのモルト『アイル・オブ・ジュラ』。ここではアイル・オブ・ジュラの種類やその味、オススメの飲み方からウンチクまでご紹介します。
アイル・オブ・ジュラの歴史と蒸留所
アイル・オブ・ジュラが造られるジュラ島は人口わずか200人。野生の鹿はなんと4000~5000頭も棲息しています。
創業は1810年だが20世紀に入り約半世紀の閉鎖。その後1963年に再稼働を遂げ、1995年にホワイト&マッカイグループが買収しました。
再稼働時には麦芽にピートを焚かない手法でアイラとの差別化を図っていましたが、現在ではヘビリーピーテッドなボトルも造られています。
アイル・オブ・ジュラの種類と味の特徴
ジュラ・バーボン・カスク
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で熟成。
香り:バニラとココナッツ。
味わい:クリーミーなタフィー、ポーチドナシ、シナモン、ココアのヒントを添えたアプリコット。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ 10年
アメリカホワイトオークの元バーボン樽で10年間熟成。その後スペインのヘレスからの最高の熟成オロロソシェリー樽での仕上げ。
香り:バニラ、オレンジ、ひびの入った黒コショウ、ダークチョコレート。
味わい:ネクタリン、ジンジャー、コーヒー、トーストアーモンド。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ 12年
アメリカンホワイトの元バーボン樽で12年間熟成し、スペインのヘレスのオロロソシェリー樽で仕上げ。
香り:ダークチョコレート、ハチミツ、クルミ、ソフトシトラス。
味わい:コーヒー、塩漬けバナナ、甘草、ブラウンシュガー。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ 14年 アメリカン・ライ・カスク
アメリカンホワイトオークの元バーボンと厳選されたアメリカンライ樽で熟成。
香り:柑橘類とバニラのキャラクター、アメリカンライ樽のハーブと花の香り、マンゴー、新鮮なミント、砕いたアーモンドの香り。
味わい:シナモン、鮮やかなバニラ、蜂蜜、カカオ、ヘーゼルナッツを重ねたトフィーアップル、ピーカンパイ。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ 18年
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で18年間熟成後、南フランスの優れたプレミアグランクリュクラッセボルドー赤ワインバリックでフィニッシュ。
香り:大胆な赤い果物、タフィー、クレームアングレーズ、シナモン。
味わい:温かいスパイスと豊かな黒い森の果物、調理されたラズベリーとイチゴとチョコレートのヒント。
容量700ml・アルコール度数44度
ジュラ 21年 タイド
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で熟成され、厳選されたバージンアメリカンホワイトオーク樽で仕上げ
香り:クリームキャラメル、スイートフルーツサラダ、ジンジャー、乾燥ココナッツ&マジパン。
味わい:マカロン、ジンジャーブレッド、フランジパン、ホワイトチョコレート。
容量700ml・アルコール度数46.7度
アイランズにあるジュラ蒸留所の旅行小売市場向けにリリースされている「ジュラ21年・タイド」。ECで見かけることが出来ますね。 「ジュラ21年タイム&タイド」で2本ペアのシリーズとしてリリースされ、「 …
ジュラ ペール・エール・カスク
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で熟成され、厳選されたクラフトビール醸造所のペールエール樽で仕上げ。
香り:ハニーシリアル、バニラスパイス、パイナップルの香り。
味わい:明るくフルーティーで、甘い柑橘類と微妙なトロピカルホップのキャラクターで、滑らかでクリーミーな仕上がり。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ レッドワイン・カスク・フィニッシュ
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で熟成され、厳選されたヨーロッパの赤ワイン樽で仕上げ。
香り:スルタナ、クリーミーなキャラメル、黒い森の果物、ヘザーハニーのヒント。
味わい:ラズベリー、イチゴ、クリーミーなバニラ、シナモンスパイス。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ ウインター・エディション
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で熟成され、厳選されたスペインのシェリー樽で仕上げ。
香り:柑橘類、キャラメルラテ、サルタナ、少しのバナナ。
味わい:コーヒー、メープルシロップ、アップルパイ、スパイシーなグリューワイン、バニラとシナモンの温かみのある仕上がり。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ ラム・カスク・フィニッシュ
カリブ海ラム樽で仕上げ。
香り:グアバとココナッツ、砂糖でコーティングされたアーモンド、アプリコット、柑橘類。
味わい:甘いバニラ、ファッジ、マンゴー、バナナ、グアバの層、永続的な甘いシナモンスパイスフィニッシュ。
容量700ml・アルコール度数40度
ジュラ 15年 シェリー・カスク
アメリカのホワイトオークの元バーボン熟成をアメリカとヨーロッパのオークシェリー樽の100%仕上げ。
香り:熟したストーンフルーツのミックス、プラム、アプリコット、ホワイトピーチ、イチジク、レモンバーム、ハニーシリアル、ダークチョコレート。
味わい:豊かな塩漬けのタフィー、ローストパイナップル、サルタナ、ジューシーな森の果物のタッチ。
容量700ml・アルコール度数42.8度
ジュラ セブンウッド
7つの別々のオークウッド(ファーストフィル元バーボンアメリカンホワイトオーク、リムーザン、トロンセ、アリエ、ヴォージュ、ジュピーユ&レ・ベルトランジュ樽)を使用。
香り:コーヒー、ジンジャースパイス、そしてチョコレートのヒント。
味わい:クレームキャラメル、ベイクドピーチ、甘草、砂糖漬けオレンジ。
容量700ml・アルコール度数42度
ジュラ フレンチオーク
アメリカンホワイトオークの元バーボン樽で熟成され、厳選されたフレンチオーク樽で仕上げ。
香り:果樹園の果物と新鮮な花。
味わい:ライムマーマレード、キャラメルラテ、バニラ。
容量700ml・アルコール度数42度
トラベルエクスクルーシブ
旅行小売店向けも数多くリリースされているジュラ。こちらは個別に記事にしていますので、リンク先でご確認ください。
- ジュラ アイランダーズ エクスプレッションズNo.1の特徴を解説
- ジュラ アイランダーズ エクスプレッションズNo.2の特徴を解説
- ジュラ・ザ・サウンドの特徴を解説
- ジュラ・ザ・ロードの特徴を解説
- ジュラ・ザ・ベイの特徴を解説
- ジュラ・ザ・ロッホの特徴を解説
- ジュラ19年・ザ・パップスの特徴を解説
- ジュラ21年・タイムの特徴を解説 TIME&TIDE シリーズ
アイル・オブ・ジュラのおすすめの飲み方
アイル・オブ・ジュラのおすすめの飲み方はフラッグシップボトルであるジュラ 10年やジュラ 12年を例として挙げると、ストレートやハイボールがおすすめです。
バーボン樽由来の甘さとシェリー樽由来のフルーティさやスパイスが爽やかに感じられてハイボールで美味しく愉しめますね。
様々なカスクフィニッシュや長期熟成は、やはりストレートでフラッグシップとの味の比較を感じ取ってみてください。
アイル・オブ・ジュラの選び方
アイル・オブ・ジュラの入門用は「ジュラ 10年」です。凄く飲みやすいので初心者の方でもオススメできます。
もっと深みが欲しいと感じた方は12年・18年と選んでいきましょう。そして様々なカスクフィニッシュは新たな味わいのジュラとの出会いとなりますね。
榎商店STAFFより
アイランズモルトの中でひときわクリーンな味わいのアイル・オブ・ジュラ。近年段々と人気が上がってきているような気がします。
上記のとおり、実はラインナップが非常に多いジュラ。自分の好みのカスクを選ぶと失敗せず愉しんでいただける事と思います。
品切れになりやすい銘柄ですので、再入荷通知や各ショップメルマガ、Twitter(@enokishouten)のフォローして頂けますと入荷情報等もアップしています。
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