アイラの女王として有名なアイラウイスキーの入門用に良く紹介されるのがこの『ボウモア』。
ここではボウモアの種類やその味、オススメの飲み方から蒸留所の情報までご紹介します。
ボウモアの歴史と蒸留所
1779年にアイラ島の小さな港のそばで創業したボウモア蒸留所。実はアイラ島では最も古い蒸留所だそうです。
1994年7月にサントリーが買収し、日本では容易に購入できる事から見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。(ミニボトル+ロックグラスも販売されています)
アイラ島最大河川のラーガン川の水を利用したボウモアの生産は年間200万リットル。その殆どが自社用でブレンド用はわずかになっています。
ボウモアの種類と味の特徴
ボウモア12年
ボウモアのフラッグシップボトル。微妙なレモンと甘いヘザーハニーに柔らかなピートスモーク。
香り:ピートスモーク、微妙なレモンと蜂蜜
味わい:ダークチョコレート、柔らかなピートと優しく香るスモーキーさ
容量700ml・アルコール度数40度
私が初めて購入したボトルが「ボウモア12年」。それから数年が経ち私自身もウイスキーを飲み慣れたかなというところまで来ました。 そうした中で、今飲み直したら「ボウモア12年」をどのように感じるのだろうと興味が湧き再度購入し …
ボウモア 15年
最初にバーボン樽で熟成し、次にオロロソ樽で熟成。
香り:ダークチョコレート、レーズン、ピートスモーク。
味わい:スパイシー、タフィー、シェリー、大麦。
容量700ml・アルコール度数43度
実は私が人生で初めて購入したボトルがボウモア12年、今回はボウモア15年と熟成を伸ばしてボウモアがどう変化しているのかを知りたいと思います。 今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います …
ボウモア18年
最高級の厳選されたオーク樽で熟成。熟したフルーツ、ダークチョコレート、アイラスモークの組み合わせ。
香り:熟したフルーツとスモークの香りがするクリーミーなキャラメルタフィー。
味わい:柔らかい果物とチョコレートが軽いスモーキーさとバランスが取れています。
容量700ml・アルコール度数43度
ボウモア18年と言えば実は私ディープ&コンプレックスといって免税店向けのものだけを飲んで、飲んだ気になってたのですが、そういえばまだ飲んでなかったなという事で、ボウモア18年を購入してみました。 今回も飲んでみた感想をテ …
ボウモア25年
北米のバーボンとスペインのシェリー樽で四半世紀にわたって熟成。
香り:強烈なシェリーと煮込みフルーツ、ボウモアのスモーキーさ。
味わい:甘いピートの煙のヒントと一緒に織り込まれたおいしいタフィーとヘーゼルナッツ。まろやかで穏やか。
容量700ml・アルコール度数43度
ボウモア9年
バーボン樽とオロロソシェリー樽の組み合わせ。
香り:ピートスモーク、シトラスフルーツや甘い蜂蜜。
味わい:甘いヘザーハニー、レモン、蜂蜜、長くまろやかなフィニッシュ。
容量700ml・アルコール度数40度
ボウモア レジェンド
フレッシュで若いアイラモルトの入門用。
香り:ナッツ、バニラ、蜂蜜、トースト、甘いスモーク。
味わい:クリーミーなバニラ、トースト、オーク。柑橘系のドライフルーツ。
容量700ml・アルコール度数40度
ボウモア No.1
海に近い海抜0メートルに位置する「No.1 Vaults(第一貯蔵庫)」などでファーストフィルバーボン樽熟成。
香り:潮の香り、バニラ、シナモン、甘いスモーク。
味わい:ピートスモーク、ハニーコム、ココナッツフレーク。
容量700ml・アルコール度数40度
ボウモア ブラックロック
大部分をファーストフィルのシェリー樽で熟成。2014年4月にリリースされた免税店向け。
香り:ピートスモーク、干し葡萄、オレンジタルト、糖蜜。
味わい:燻した潮っぽさ、オレンジの柑橘感、糖蜜、トフィー。
容量1000ml・アルコール度数40度
ボウモア ヴォルト
海抜0メートルの「No.1 Vaults(第1貯蔵庫)」が持つ貴重な原酒をヴァッティング。
香り:潮、オーク、ピートスモーク、南国果実、パイナップル。
味わい:トロピカルフルーツを思わせるフルーティーなフレーバー、そして強くスモーキー。
容量700ml・アルコール度数51.5度
ボウモアリミテッドエディションシリーズ「ボウモア ヴォルト 2nd リリース」。ヴォルトの2作目ですね。 そこで今回はボウモア ヴォルト 2nd リリースはどんなウイスキーかご紹介いたします。 ボウモアについて ボウモア …
ボウモア10年 ダーク&インテンス
スペインのシェリーオーク樽で熟成。
香り:天日干しフルーツ、焼いたセビリアオレンジ、トーストしたカエデ。
味わい:スルタナ、海塩、ダークフルーツオイル。ピートスモーク、クルミとスパイス。
容量1000ml・アルコール度数40度
ボウモアが免税店向けにリリースしている「ボウモア 10年 ダーク&インテンス」。日本のECでも結構見かけますね。 そこで今回はボウモア 10年 ダーク&インテンスはどんなウイスキーかご紹介いたします。 ボウモアについて …
久しぶりに購入したボウモアは『ボウモア10年ダーク&インテンス』で、免税店向けにリリースされているボトルですが、ECサイトで普通にみかけますね。 では今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと …
ボウモア15年 ゴールデン&エレガント
ファーストフィルバーボン樽とホッグスヘッドで熟成。
香り:蜂蜜、アマルフィレモン、甘いタバコの葉を添えたシチリアの黄金のデザート。
味わい:シルキーな柑橘類、塩辛い甘いバニラ、ハニカム。ピートスモーク、スイートアーモンド、長引くレモン。
容量1000ml・アルコール度数43度
ボウモアが免税店向けにリリースしている「ボウモア 15年 ゴールデン&エレガント」。日本のECでも結構見かけます。 そこで今回はボウモア 15年 ゴールデン&エレガントはどんなウイスキーかご紹介いたします。 アイラモルト初心者によくオススメされる銘柄で、シェリー樽熟成原酒を使ったボトルが非常に多く人気の銘柄です。
ボウモア 18年 ディープ&コンプレックス
最高級のオロロソとペドロ・ヒメネス・シェリーカスクで熟成。
香り:リッチなダークチョコレート、トレークルタフィー、デーツオイル。
味わい:シほろ苦いオレンジピールと泥炭スモークのローストコーヒー。ベルベットモカとマカダミアナッツチョコレート。
容量1000ml・アルコール度数43度
ボウモアが免税店向けにリリースしている「ボウモア 18年 ディープ&コンプレックス」。オロロソシェリー樽とペドロヒメネスシェリー樽で熟成した原酒を使用。今回はボウモア18年 ディープ&コンプレックスがどんなウイスキーかと、おすすめの飲み方をご紹介いたします。
私が初めて入手した長期熟成18年物はボウモア18年Deep & Complex 。こちらは通常の18年とは違い免税店向けのボトルなんで並行輸入品なんですが、榎商店さんのご厚意でGETしました。 今回も飲んでみた …
ASTON MARTINシリーズ
ボウモアとアストンマーチンがコラボレーションしてリリースされたボトルが多くあります。免税店向けで日本で流通しているものから、超長期熟成品まで。
これらは個別で記事にしていますので、リンク先でご確認ください。
- ボウモア X アストンマーチンの特徴を解説
- ボウモア ARC-52 モクメエディションの特徴を解説
- ボウモア 21年 マスターズセレクションの味や特徴を紹介
- ボウモア 22年 マスターズセレクションの特徴を解説
その他のラインナップ
他にも免税店向け商品など数多くリリースされています。これらは個別に記事にしていますので、リンク先で内容をご確認ください。
- ボウモア 23年 FRANK QUITELY No Corners to Hide の特徴を解説
- ボウモア 23年 FRANK QUITELY Lovers Transformed の特徴を解説
- ボウモア 32年 FRANK QUITELY No Corners to Hide の特徴を解説
- ボウモア 36年 FRANK QUITELY Lovers Transformed の特徴を解説
- ボウモア HANIA RANI タイムレス29年 の特徴を解説
- ボウモア HANIA RANI タイムレス33年 の特徴を解説
- ボウモア33年The Changeling の特徴を解説
ボウモアのおすすめの飲み方
ボウモアはバーボン樽とシェリー樽で熟成された原酒を多く使用している事から、ストレートやロック向きと言われていますが、ノンエイジや12年熟成ならばハイボールでとても美味しく愉しめます。
長期熟成や色濃いボウモアに関してはハイボールよりもストレートやロックが美味しく楽しめると思います。
ボウモアの選び方
ボウモアの選び方としては、やはり最初はフラッグシップボトルで一番流通しているボウモア12年やレジェンド、No.1がおすすめ。どんな飲み方でも楽しめるのでおすすめです。
例えばボウモア12年をロックやストレートで飲んでみて好きだった方は15年や18年、また免税店向けに販売されて日本でも流通している10年 ダーク&インテンスや15年 ゴールデン&エレガントや18年 ディープ&コンプレックスを飲んでみましょう。
お酒擬人化プロジェクト「モアさん」
榎商店では「お酒擬人化プロジェクト」として、色々な銘柄の特徴を性格に現してキャラクター化する取り組みを行っています。
そしてボウモアのイメージキャラクター「モアさん」を発表致しました。ボウモアの特徴を知りたい方やボウモア好きの方は是非ご覧になってみてください。
ボウモアのイメージキャラクター「モアさん」 モアさんプロフィール 名前:モアさん 性別:女性 身長:160cm 体重:50kg 誕生年:1779年 一人称:私・おばちゃん イメージカラー:ビビットオレンジ 名前の由来:大 …
榎商店STAFFより
ボウモアはアイラの女王の名にふさわしく「アイラ初心者をやさしく包み込んでくれる」アイラモルトです。
ストレートで飲むとアイラらしいクセが感じやすく、ハイボールにするとヨード香は最後にかすかに感じるんですが、スモーキーさとフルーティ感がバランス良く嫌な感じは一切しません。
肉や海鮮を焼いた料理との相性がすごく良いので、BBQなんかに最高のハイボールが楽しめますよ。
最後に「ボウモア レジェンド」の秘密に関しては当社Youtubeでの解説を御覧ください。
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